【第十一話】 おまけ① それぞれの事情 アギトの家族
アギトの家族紹介
【アギトの母】
良くも悪くも普通の人。愛情深くもあり、保守的でもある。アギトの魔力暴走にうまく対応できなかった。
理想の母親になろうとしたがうまくいかず、そしてうまくいかないという、その事実をも受け入れることもできなかった。
「私がアギトに怯えるところを見せるとアギトが傷つくから、会わないようにするわ」と言い、我が子と距離を置いた。
代わりに上の子供二人を溺愛する。
【アギトの父】
家庭には興味がなく、立身出世が第一の人。はなからあまり興味のない三男に問題があることは知っていたが、養育がうまくいかないことを知ったあとは完全に興味を失う。
【アギトの兄二人】
お母さんっ子。両親がきちんとアギトについてフォローしなかったため、アギトをぞんざいに扱ってもいい存在だと認識。アギトの魔力暴走に何度か巻き込まれて大怪我を負っているため、弟を嫌っている。
父親の態度を見て、悪い子は見放されると学んだ。また、一緒にいるとまとめて父親に怒られる。そのため、自分たちはアギトとは違うことを主張し、弟を排除しようとしていた。
成人後は両親とは疎遠になり、兄弟でそれなりに生活。
短いので、2話連続で投稿いたします。