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護国軍鬼・零号鬼

「では……場所を移すか……。新しい英雄が古い悪を倒すのに相応しい……見物人の多い場所にな……」

 俺は……俺の後継者と見込んだ()()に、そう言った。

「興味深い提案だったが……2つほど言いたい事が有る」

「何だ?」

「1つ……笑わせるな。2つ……どうしてもと言うのなら……他を当たれ」

「ほう……だが……俺がお前を攻撃すれば、お前は反撃せざるを……」

「緊急除装」

 新しい「護国軍鬼」がそう言った途端……。

「お前……何の真似だ?」

 ヤツの体から、次々と「鎧」の部品が剥がれ落ちていった。

「悪いね。腐った大人から『お前を英雄に仕立て上げてやる』と言われて従った結果、ロクデモない真似をしでかした馬鹿を……ほんの2〜3ヶ月前に、この島で見たばかりなんでね。私のこれまでの人生で出会った中で、最大級のマヌケの二の舞になるのは御免だ」

「なら、またの機会に、もっと念入りに仕込んだ『茶番』をやるだけだ。いつか、お前は、俺を倒し、俺に成り代わ……」

「更に悪いが……私は、負けず嫌いの根性悪でね。気に食わないヤツをくやしがらせる為なら……自分の命だって惜しくない」

 そう言って、ヤツは携帯通信機らしきモノに向かって……。

「ファットマン、前方の鳥居の中に向けて……迫撃砲とグレネードを有るだけ撃ち込め」

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