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望月敏行

『ファットマン、前方の鳥居の中に向けて……迫撃砲とグレネードを有るだけ撃ち込め』

 高木から、そう連絡が入った。

「いいのか?」

『ああ、私の「鎧」の防御力なら何とか成る』

「わかった」

 例によって、嫌な予感しかしないが……。

 まず迫撃砲を設置。

 念の為、高木の推定位置より先を狙って発射。

 迫撃砲弾は、この神社の本殿に命中し……轟音と共に本殿は炎上。

『よし、いい感じだ。続けてやれ。ただし……本殿前の参拝用のスペースの辺りを狙え』

「いや……でも……本当にいいのか……?」

『大丈夫だ。やれ』

「先に聞いとくべきだった、そもそも、これ、何の為だよ?」

『時間が無い。後で説明する』

 続いて、グレネードランチャーを構え、弾を鳥居の向こうに目掛けて……。

 その時、3時の方向に有る建物から、あわてて仲間の1人が駆け出して来た。

「おいっ‼ 何、やってやがるっ?」

 そう叫んだのは、仲間の1人の白い狼男。

「いや、これ、あいつの指示で」

『早く、次の弾を撃て』

 高木からの催促。

「あ……了解(Confirm)

 次の瞬間、誰かが、俺の()()()()からVRゴーグルを剥ぎ取った。

「望月くんっ‼ 何やってんのっ⁉」

 目の前に居たのは、俺と同じ後方支援要員の久保山(ゆかり)

「えっと……高木の指示で……どうしたの?」

「高木さん……『鎧』を除装したんだよ」

「えっ? ちょっと待って……どう云う事?」

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