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散歩道

作者: 日下部良介

『秋の夜長の歌会』4作目

秋の夜は人恋しい。

「会いたいな」

思わず掛けた電話越しにねだってみる。

「もう、夜だよ…」

そうくるよね。解っていたけど。

「迎えに来てくれるなら…」

彼女がそう言葉を続けたのは意外だった。

「すぐに飛んで行くよ」

外の空気は少しだけ肌寒い。

その分、星がキレイだ。

僕はいつの間にか駆け出していた。

彼女の家に着くと、彼女は外で待っていてくれた。

僕は彼女の手を取って歩き出す。

「キレイだ」

「本当ね。キレイな星空」

「君がね」

「えっ?」

「君がキレイだ」

「あら、お世辞でも嬉しいわ」

そう言って、彼女が体を寄せる。

彼女の温もりが心地いい。


秋空に

そっと寄り添う

散歩道

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― 新着の感想 ―
[一言] かみむらさんの感想を読んで、びっくり。そうか、句会が正しいのかあ(^_^;) 句の方は、もう、読んでいてニヤニヤしちゃいました。 秋は人恋しい季節。寒さを理由に寄り添える季節ですね。 うらや…
[一言] 秋の夜空の散歩道 良いですね~(笑) そろそろ星がキレイになってきますし、月もくっきりするし、暑くもなく寒くもない、最高の季節ですね。 油断すると風邪ひきますけど(笑)
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