登場人物列伝〜序章〜
文官・袁周…『燕漢演義~第三の英雄~』主人公。字は子房。劉備と同門で、盧植に学問を教わる。(盧植門下)「黄巾の乱」時、劉備達に命を助けてもらう。以後、わけあって、外には盧周で通している。道化のような男だが、実は冷酷残忍。頭脳明晰。
袁彰…袁周の実兄。字は文遠。智謀は、袁周に到底及ばないが、武勇は袁周に勝る。大柄な熱血漢。盧植門下。武器は槍。実弟同様、盧彰の偽名を使う。
盧植…劉備、袁周、袁彰の学問の師。「黄巾の乱」時、将軍に抜擢され、戦地に赴く。中央軍所属。
劉備…字は玄徳。朱儁配下の義勇軍首領。関羽、張飛は義弟。大耳であり、性格は温和。武器は雌雄一対の剣。
関羽…字は雲長。朱儁配下の義勇軍副首領。劉備を長兄、張飛を末弟とする義兄弟の次兄。知勇兼備の猛将。義理堅い大男。赤ら顔で、長い髭を持つ。武器は青龍偃月刀という名の薙刀。
張飛…字は翼徳。朱儁配下の義勇軍副首領。劉備、関羽を義兄と仰ぐ。荒くれの猛将。血が上りやすく、冷静さに欠ける。虎髭。武器は蛇矛という名の鋼の矛。
朱儁…劉備直属の上官。中央軍所属。
張角…大規模農民反乱「黄巾の乱」の首謀者。挙兵直後、病死。その後、「黄巾の乱」は鎮圧される。
程遠志…黄巾賊の頭領の一人。盧植、袁周、袁彰が住む村に侵入、残虐の限りを尽くした。しかし、関羽に一刀の下、あっさり斬られる。
劉焉…中央から派遣された薊を統括する地方軍の将軍。「黄巾の乱」に於ける賊軍の攻撃により疲弊した地方軍の兵力増強の為、劉備ら義勇兵を募る。