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終わりなき恋  作者: 尖角
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告白と過呼吸

全く関係のなさそうな題ですが、実は関係があります。

それではどうぞ!!

 クラスに入り、席に座る…。


 ここまではいつもと変わらなかった。


 しかし、ここからがなにか違った。


 「あのさ…」 っとたくが真剣な顔つきで話しかけてくる。


 失礼かもしれないが、今までたくの真剣な顔つきなんて一度も見たことがない。


 そんなたくが俺に言った。


 「俺さ…好きな奴がいるんだけど、今日告白しようと思う」


 『え!?』 衝撃が俺の全身を駆け巡る。


 俺が、告白しようと思ってる日に…。


 俺が、告白しようと思っている日に告白だなんて…。


 俺は、たくの好きな人なんか知らない。


 けれども何か嫌な予感がした。


 「だっだれに?」 明らかに戸惑いを隠せない感じで、俺は言った。


 しかし、俺の戸惑いに気付かずに、たくが続ける。


 「お前…好きな人いる?」 少しだけ震えた声で言う。


 「いっ、いないけど?」 好きな人がいるなんて言えなかった。


 そんな勇気は俺にはない。俺は、勇気など持ち合わせていなかった。


 「じゃっ、じゃあ言うけど、俺が好きなのは…」


 ………緊張する。


 人が誰を好きなのかなんて、はっきり言って、今の今まで興味がなっかった。


 しかし、今は違う。


 気になる。


 とても気になる…。


 けれども、聞きたくない。


 また俺の心の中で、矛盾という葛藤が続く…。


 そんな俺にたくは言った。


 「俺が好きなのは、佳穂ちゃんなんだ…」


 『!?』 …ショックで言葉すら出ない。


 なんで、なんで吉野さんなんだ?


 同じ日に…同じ日に告白しようとするなんて…。


 こんなことって…こんなことって…。


 俺は世の中の不条理を(なげ)いた。


 そんな俺にたくは続けた。


 「その…さっ…」


 「言葉が見つからないんだ…」「告白の…」


 そんなん自分で考えろよ!!


 俺は心の中で叫んだ。


 今、俺はそれどころではない。


 俺の気持ちは?俺の想いは?


 この先、俺はいったいどうすれば…?






 「……聞いてる?」


 「おい!」「おいってば!!」


 たくが必死に呼びかける声がした。


 しかし俺には届かない…。


 それからである。


 俺は自分を見失い、過呼吸でたおれた。

過呼吸で気絶ってあるのでしょうか?

私は過呼吸ではありません。しかし、いとこが過呼吸です。

私といとこは仲がよくありません。ただ年が離れているだけで、別に喧嘩したとかではありません。

だから、情報を得ずに書いたので実際とは少し違うかもしれないですが、そこのところはご了承ください。

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