恋の苦しさ、恋の辛さ
恋は辛いけどついついしてしまい、後になって後悔する。
そしてまた後悔し、同じことを繰り返す。
そんな誰もが経験することを描いた一話です。
ずっと苦しかった。
恋なんてしなければよかった。
俺はそう思うようになり始め、吉野さんのことを極力考えないようにした。
けれども、学校に行けば話しかけられるし、無邪気に笑う吉野さんが俺の目には痛かった。
もちろん、吉野さんに彼氏がいる確証はこれっぽっちもない。
だが、俺には何となく…そう、なんとなく彼氏がいるような気がしていた。
思い込みなのかもしれない。
しかし、女子高出身と言っていた吉野さんの周りを取り巻く男子達。
これが俺をその気にさせていた。
考えれば考えるほど、『あいつが怪しい』『あいつも怪しい…』俺は疑う事しかできなくなっていた。
頭では考えるつもりはなくても、心が吉野さんを求めている。
人間は心の動物である。
俺にはそのことが痛いほどわかる。
恋なんてしなければよかった。
もうやめにしよう。
告白…想いを伝えることだけして、「あんたなんかと付き合うわけないでしょ?」「あんたなんかと付き合うなら、死んだ方がましよ!」とか言われて、無様に散ろう…。
そして学校をやめて、好きなことをして、グダグダと無駄なことをして一生を終えよう。
恋なんて二度としない。
顔は中の下でも、想っていた彼女には振られ、顔も性格もすべてにおいて勝っている人に出会えば、彼氏がいます…。
俺はいやになっていた…。何もかもが…。
恋も人生もすべてが、俺にとっては地獄であり、悲しみでしかなかった。
恋なんてやめてしまおう。俺には恋をする資格なんてなかった。
だから…だから……だから………。
5月9日 月曜日
俺はゴールデンウィーク中に心を完全に入れ替え、告白をすることを決めた。
振られて当然!!
怖いものなんてありはしない。
俺はそんな気持ちで学校まで行った。
前書きと同じような内容になってしまいますが、恋など二度としないという決断は気持ちの甘さにかかわらず、絶対に守ることはできない。
『さてどうしたものか?なぜだろうか?』っとそんなことを考えたいた人もいるでしょう。
恋は悩めば悩むほどわからず、また悩まなければわからないもの…
それ故、恋は難しい。これは人生の難題だと思います。




