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終わりなき恋  作者: 尖角
6/16

女の勘

なんだか小説の内容より、サブタイトルの方が考えさせられます。

そんな私の小説をどうぞ!!

 4月22日 金曜日


 それから3日間。俺は何をするわけでもなく、無駄に学校を休んだ。


 あんなことを聞いてしまったんだ…。


 俺には、ずっと行く気なんてなかった。


 けれど、学校からのメールに〔後2日来なかったら単位を落とすことになります〕


 っと脅され、俺は仕方なく行くことを決断する。






 クラスに入ると、友達に出会った。


 よかった…。


 (さいわ)い吉野さんはまだいない。


 俺は少しだけ気を取り戻し、友達と話すことにした。


 「なんで3日も休んでたわけ?」友達、、、飯島卓(いいじますぐる)が俺に言った。


 「吐き気がすごくてさ?変なものでも食ったんかなぁ?」俺は適当な嘘をつくことにした。


 「まじで?それは大変だったな…」


 「病院行ったんだろ?どうだった?」 うっ…痛いとこを突かれた…。


 俺は仕方なく、さらに適当な嘘で塗り固めることにした。


 「いやっ、俺…病院が嫌いで…」


 「だから、医者には見せてないんだよ…」


 「気合で乗り切ったって言うの?」


 「まあそんな感じでさぁ…」


 そんな馬鹿にされるようなことを俺は言った。


 「はぁ?大学生で病院が嫌い?だっせぇーーー」


 予想通り…。


 けれど、こんなことになったのも、自分のせい。


 すべては自業自得なのである。


 っと、この時である。


 「おはよ!」 っと突然、後ろから声をかけられた。

 

 「おはよう!」 たくがすぐさま反応する。


 すぐるは漢字で卓と書き、またたくとも読めるので、あだ名がたくになっている。


 「おはよう…」 俺は、少し遅れて返事した。


 すると、そのことを疑問に思ったのか吉野さんが、「どうかした?」っと俺達の前に座りながら言ってきた。


 女というやつは…本当にカンというやつが発達してやがる…。


 俺はそんなことを思いながら、「いやっ、別に…」っと言った。


 「ほんとに?」 っと心配する吉野さん。


 「本当に大丈夫だから…」 俺は目を合わせることなく、そう言った。

本当に女の勘というやつにはびっくりさせられますよね?

そんな一話をお送りしました。

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