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終わりなき恋  作者: 尖角
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変わらないもの・変わっていくもの

題の意味はそのまんまです。

では「終わりなき恋」の最終話をどうぞ!!

 俺達は吉野さんの言葉を聞いてから、10分ぐらい話をして帰った。


 俺は今、風呂から出てベッドの中にいる。


 しかし、いまだに胸の高鳴りは(おさ)まらない。


 吉野さんが、、、吉野さんが、、、


 あの吉野さんが俺を選んでくれた…。


 そんな気持ちでいっぱいだった。


 けれど喜んでばかりもいられなかった。


 なぜなら、吉野さんの留学は決定的なものになっていたから…。






 ベッドに入って、1時間がたっても寝ることができなかった。


 留学が決定ということはわかった。


 だが、もう1つ決定したことがあった。


 それは俺達のデート…。


 嬉しさのあまり死にそうだ。


 だが、まだ死ぬことはできない。


 どうせ死ぬならデートの後…。


 俺はそんなことを考えていた。






 5月14日、デート当日。


 俺達は少し服を見た後に、カラオケに行くことになっていた。


 この日のカラオケは前回のような緊張はなかった。


 しかし、前回とは全く違う緊張があった。


 吉野さんと、、、いやっ佳穂と同じ部屋で2人っきり…。


 前回なかったシチュエーション…。俺はこれにドキドキだった。






 それから2ヶ月と少しの月日が流れた、ある日の夏休み…。


 吉野さんは留学のため、日本を旅立った。


 たぶん会えるのは1ヵ月後…。話ができるのは週末だけ…。


 それでもよかった。幸せだったから。


 あれからたくとは仲が悪くなることはなく、むしろ良くなった。


 たくの変わったところといえば、佳穂から佳穂ちゃんと呼ぶようになったところだけ…。


 正直、それ以外何も変わらずに接してくれているのはありがたい。


 「今佳穂ちゃんとどんな感じ?」 っと毎回聞いてくるのはなんだが…。


 それでも仲良くやっている。佳穂と共に3人で………。

変わらないは、たくのこと。

変わるものは、吉野さんとの関係とみんなと過ごす時間のこと。


そんなことが分かってもらえたでしょうか?

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