深呼吸と沈黙
そろそろ終わりですかね…。
この一話を目指して?書きました。
ではどうぞ!!
「あのね?」
ここで一回、吉野さんは深呼吸した。
そして、「ここでは言いにくいから場所変えよ?」っと吉野さんが俺達に場所の移動を提案した。
確かにまだ会計もしていないし、店員も俺達の話を聞いているし、俺達は場所を変えることに賛成した。
場所は変わり、近くの公園である。
公園の時計は7時5分を指していた。
もう子供はいない時間。
この公園には俺たち3人しかなかった。
「んで?」「さっきの続き…」
「結局、佳穂は彼氏持ちなの?」 たくが少し怒ったような口調で言う。
それから時間にして10秒ほど沈黙が続いた。
それからである。吉野さんが口を開いたのは…。
「彼氏はいないよ…」
「けど大学に入ってから告白されたことはある」
「もちろん今回のことを抜きにして…」
吉野さんは少し俯き加減で言った。
そんな吉野さんにたくが再び突っ込む。
「なんでそいつ振ったんだ?」「それとも付き合って別れたのか?」「どっちだ?」っと…。
吉野さんはまた、口を開くのに少しの時間をかけた。
そして「別れたんじゃないよ、、、ただ好きな人がいるからって断ったの、、、」っと言う。
『好きな人がいる』 俺達はここ言葉に少しうろたえた。
だが、うろたえつつも三度突っ込もうとするたく。
しかし、たくが突っ込もうとする前に吉野さんがもう一度口を開いた。
「私は景君が好きなの…」っと――――――――。
吉野さんの心中を書くのが難しかったです。
まだ爪が甘いと思いますが、そんな1話でした。