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終わりなき恋  作者: 尖角
14/16

精一杯

精一杯努力して、

報われること、報われないこと

の2つが存在します。

そんな分け目の1話です。

 「あんさぁ…」


 たくが会計の時に、財布を出しながら言う。


 「なに?」 吉野さんの返事が一つ。


 そこにたくがもう一つ言葉を発した。


 「俺さ、、、お前のことが佳穂のことが好きなんだ」


 あまりにも突然すぎた。


 たくが、いやっ俺達が告白することは決まっていた。


 だが、いつ告白するかなんてことは決まっていなかった。


 だから俺はてっきりカラオケを出てからするものだとばかり思っていた。


 そんな不意を突かれた俺…。


 しかし吉野さんは、俺以上に不意を突かれていた。






 「え?・・・?」


 「わたし??」


 「なんで?私のどこが…」


 俺は戸惑いながらたくの告白に返事をする吉野さんの言葉に割り込んだ。


 「俺も吉野さんのことが好きだ!」


 少し叫ぶような口調で言った。


 「えぇ??」


 「うそでしょ??」


 「なんで2人とも…なんで2人とも私をからかおうとするの?」


 しかし俺達は2人はいたって真剣…。


 どこにもからかおうとする気持ちなんて存在しない。


 そんな気持ちが伝わったのか、もう一度「うそでしょ?」っと言う吉野さん。


 だが、ここでたくが突っ込んだ。


 「景が知ってるかは知らないけど、佳穂には彼氏がいるって(うわさ)があるんだ」


 「その噂は本当なのか?」「本当なら、俺は手を引くつもりだ…」


 「でもその噂が何の根拠もないものなら、俺と付き合うかどうか考えてくれないか?」


 たくが思い切って言う。その想いは俺にも伝わってきた。


 だから俺は「俺もその噂を聞いたことがある」「俺もたくと同じで、その噂の真偽(しんぎ)を知りたい」っと言う。


 これが俺の精一杯だった。

さあ!

努力は実るか!!!!


そんなことに期待して、次話を待ってください。

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