詩 飢え
掲載日:2026/03/19
飢えていた。食事にも、愛情にも。
どうして自分だけ?
理由は分からない。
かわいがって欲しかった。
「よく頑張っているね」
褒めて欲しかった。
でも、期待すればするほど、遠ざかっていく。
マラソンしているのに、ゴールだけが遠ざかるような、そんな感じである。
本人はもちろん疲れているし、前へ進みたいと思っているのに、月日だけが過ぎていく。、
それはまずい。
今、いくつだ?
まだ間に合うか?
自分に問いかけるが、答えはない。
クイズで外れたかのような気分だった。
誰か、誰か、私を見て。
そう願うが、気づく人はいない。
皆、他人なんか構っている余裕なんかない時代だ。
自分のことさえ、ちゃんとできているか、怪しい。
どうしよう、どうしよう。
現状維持でいるか、それとも怖いけれど、先へ進むか。新しいものを手に入れるのには、勇気がいる。
今までの古いものを捨てて。外へ飛び出すことができるか?
あとは自分で決めろ。
そのほうが後悔なくて済む。




