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第三話 「Join than Watch」


サウゾ王国


武器の鍛冶が盛んな国で1年に一度行われる闘技大会はとても人気が高く色々な国が自分の力を見せるために集まってくる。

その大会の優勝者にはサウゾ王国製の一級品の武器を贈呈するという。多額のお金がかかるサウゾ王国の武器を無料でいただけるという、戦士にはありがたい大会なのである。


「そんなのがあるんすねー、うわすっげー綺麗な剣だこれ買いたいなー。」

ケインは初めて訪れるサウゾ城の城下町でとても、はしゃいでいた。


「無駄遣いすんなよ、目的は仲間集めだろ。俺は城に行ってるからここでお別れだな。」


「ええー。一緒に大会見ようよ〜。剣士を見る目ないからさ、一緒に選ぼうよ〜。」ルイズはその言葉を聞き少し黙った。そして何かを閃き口を開いた。


「確かに剣士を見る目がないと駄目だな。ならば、良い方法がある。エントリーして実際に戦ってこい」そういうとケインは驚き口を大きく開けた。


「えー!いやいや、僕は人とはあんまり戦ったことないし、良い方法かもだけど自信ないよぉ。」


「強い仲間が欲しいんだろ、ならバカ言ってねえでとっとと出ちまったほうが早いぞ、まだエントリー終わってないし。まあ好きにしなや、俺は城に行って国王にあの村の応援要請してくるよ。」

ルイズは途方に暮れるケインを置いて城の方へ向かってしまった。


「どうしよう…」1人になったケインは考え立ち尽くしてしまった。



ーーーーー


「お疲れ様です。国王様。」

ルイズは膝をつき国王に頭を下げた。


「おう、ルイズ君か。懐かしいな2年前の戦いは記憶に残っておるぞ。よい戦いだった。で、今日はどうした?」


「覚えていただき光栄に思います。」ルイズは2年前の闘技大会で腕試しとして出場し、見事優勝している。


「用というのはですね、マルコ村に魔物が襲来しましたので、村の方に応援をお願いしたいです。」そう言うと国王は快く返事した。


「なるほど、そのようなことなら任せたまえ。それより今年は出ないのか?今回は儂の兵士の中でも一番と言っていいほどのルーカスが出ておるのだ。相手してみたいと思わんかね?」


「いやいや、サウゾ王国のルーカス様に勝てるとは思いません。私は少し市場を回り王国を後にしたいと思います。」ルイズはお世辞を言い大会参加を上手く逃れた。

ルイズとしては魔の手が深く迫っていることを自覚していたのでこんなところでモタモタしてはいられなかった。が、しかし


「そうか、それは残念だ。では見るのはどうだ?お前には良い席を案内しよう。」

ここまで来ると自国との関係が悪くなってはいけないために引くことはできなかった。


「わかりました。ではお言葉に甘えさせていただきます。」


ルイズと国王と側近たちは闘技場を見渡すことができる席で1列に並んだ。選手たちは出揃いトーナメントを決めていた。


そこにはケインの姿もありルイズは微笑した。


「ルーカスさんは今回圧倒的に勝ちそうですかね?」とルイズは聞くと勿論と王は返した。


(いや、無理だな…)

そしてルイズはまた微笑を浮かべた。


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