③NMSPエージェントNO.5ユニホームデビュー!
NMSPの長官である坂本 美春は、NO.5となるエージェントを紹介するためエージェントたちを36階にあるユニホーム管理室に集めさせた。サプライズ登場として先に福村副長官が来た。
「こんにちは、坂本長官。」
「こんにちは、お待ちしておりました。わざわざお忙しい中、イギリスから来て下さってありがとうございます。福村副長官。」
「いえいえ。」
「こんにちは。」
とエージェントたちは言った。
「今呼んできます。」
「わかりました。」
そして1分後、黒髪の26歳の男性が来た。
「私が前に、みなさんにも紹介しましたが、改めて本人からも自己紹介をしてもらいましょう。お願いします。」
と、坂本長官が言った。
「はい。英国支部のスラッシャーズスターボーイ、SSBから来た、元エージェントK紀ノ松 吉之介と申します。これからは、NMSPエージェントNO.5としてよろしくお願いします。」
エージェントたちは、拍手しながら
「こちらこそよろしく。NMSPへ、ようこそ!歓迎するよ。」
「ありがとう。自己紹介は大丈夫だよ。エージェント1から4までの本名はわかっているから。そういえば、エージェント4。前のミッションであのジェイムズにやられてケガしたという話は聞いたけど、もう大丈夫?」
「もう大丈夫だ。さっそく俺を呼んでくれてありがとう。」
「それでは、エージェント5。これから新しいユニホームを支給します。ユニホーム製作室に担当の者がいますので、そちらで新しいユニホームの寸法を測りに行って下さい。私が案内しましょう。」
「はい。」
紀ノ松は、案内されてそこに向かうと、寸法を測る最新の機械があり、隣にはユニホーム管理官の滝村 裕がいた。
「お待ちしておりました。それでは、この機械に入って下さい。」
「はい。」
滝村がボタンを押すと、紀ノ松に下から眩いレーザー動き出したのだ。それが、上まで行くと
「寸法完了です。」
「えっ?これで終わりですか?」
「はいそうです。今機械が読み取ったので、ジャンプスーツをサングラス機能に入れれば完成です。10分お待ちください。」
「はい。」
そして
「お待たせいたしました。ユニホームが完成いたしました。このサングラスを掛けてください?」
「えっ?このサングラスが?とりあえずかけてみます。」
すると
「わっ、すごい!ユニホームに変わった!ここのエージェントが来ているのと同じだ。黒、灰色、白、僕のイメージカラー紫色の靴から手袋まで繋がっているジャンプスーツだ!おまけに胸にはNMSPとエージェントNO.5と紫糸で刺繍されている!」
紀ノ松はエージェントたちの元へ戻った。すると
「おお、かっこいいじゃない。」
「似合っているよ!NO.5!」
「ユニホームデビューおめでとう!」
「これで完全に仲間入りだね。」
と言った。
「エージェント1~4ありがとう!自分でもそう思うよ。」
「坂本長官。元エージェントK、NO.5は今まで私と岩村長官で面倒を見てきましたが、今日からは引き継ぎよろしくお願いいたします。そして、さらなる優秀なエージェントに育てて下さい。」
福村副長官が坂本長官にお願いをした。
「はい。これからどうするのですか?」
「私は、今日ここの日本支部の施設に1泊して明日イギリスに帰ります。」
「わかりました。」
坂本長官がそれを言い終わると、福村副長官は寂しそうに
「エージェントK。いや、エージェント5。別れるのも少し寂しくなりますが、頑張って下さい。私と岩村長官は応援しています。」
と言った。
「こちらも寂しくなりますが、がんばります。電話したくなったら、出てください。」
「はい。それでは皆さんさようなら。」
「さようなら。」
と福村副長官は言ってから、この場を後にした。