②回復と期待
ヨインターと、ミュージと、横田は、新板が回復しているかどうかを見るために医務室へと向かった。そこに着くと横田は、NMSPの医療部代表である竹田 亮平医師と話した。
「ドクター、すみません。エージェント4はもう回復しましたか?」
「今、最新医療機器で確認中です。今日で3回目ですが、今日こそ異常が出なかったら回復です。」
竹田医師は奥にある使用中の文字が出ているドアを指さして言った。
「あとどれくらいで終わりますか?」
とミュージが言った。
「あと5分くらいです。」
そして5分後担当の医師が
「竹田医師、終わりました。エージェント4は完全回復しました。今、ユニホームに着替えてもらっていますので、もう少々お待ち下さい。」
「わかりました。」
さらに5分後経つと、使用中の文字が消えドアから新板が出てきた。ヨインターとミュージと横田は
「完全回復おめでとう。」
「ありがとう。」
「エージェント4、無理しないでよ。ケガ治ったばかりなんだから。」
「わかっている。もう俺、今度からジェイムズと会ったら相手にはならない。ジェイムズは改めて強敵だとわかったから。心配かけて申し訳ない。」
「大丈夫。そういえば、エージェント4。新しい仲間になるエージェント5が来るという話は聞いた?」
「ああ、もちろん。俺が、ベッドで横になっていた間にドクターが言っていた。確か、英国支部にあるSSBと言う諜報機関から移動して来るんだよね?26歳の優秀なエージェントが。」
「そうだよ。僕より3つ上だ。でも、エージェントになってからたったの3年で優秀なエージェントになるなんてすごいよね?」
と横田が言った。
「確かに、でもここの諜報機関も優秀な存在だ。」
「あと約2時間で、ここに着くと言っていた。もう少しで乗っている飛行機が羽田に着くと言っていたから。」
「待ち遠しいな。名前は、わかっているけれど。」