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輝く太陽に祈りをこめて  作者: Sen
海へレッツゴー
30/53

三原ガールズ

 軽く卓球で遊んだ後、彼方と三原さんが浴場に行って手持ち無沙汰になった私達は、ロビーに戻ってジュースを飲みながら話をしていた。


「みんなは三原さんと出会って長いの?」

「まぁ、三人とも中学からよ」

「えっ、意外。みんな三原さんにすごく慣れてるから幼馴染かと思ってた」


 姫野さんの意外な返答に私はそう聞き返した。すると姫野さんは苦笑して、こう返した。


「こういうのって意外と早く慣れるのよ。それに、私達は本気で咲希を支えたいって思ってるから。ね、エリカ」

「えっ、いきなり私に振る?」

「だって、エリカは咲希の恋人でしょ?」

「えぇ!? そうだったの?!」


 とんでもない情報が突然ぶっ込まれて、鳳さんの方に素早く振り向いた。鳳さんは頬を赤らめながら目が泳いでいる。どうやら本当のことらしい。


「そうやで。さきっちとインターハイを見に行った帰りに告白されたんやって」

「意外と最近なんだ」

「きっかけがアンタやからな」

「え? 私?」

「正確にはアンタと彼方やな。大切な人を想ってプレイする事が強さにつながるって見せてくれた。それでようやくさきっちは告白する決心がついたんや」

「告白する決心って、もしかして三原さんって元々鳳さんのことが好きだったの?」


 木野さんの言い回しの違和感から質問を投げかけると、木野さんは頷いて肯定した。そしてここからは私が言おうというかんじで姫野さんが話す役を交代した。


「咲希は一年のインターハイの後から停滞していたの。強いけど、まだ目の前の壁を破れずにいた。そんな情けないままで告白はできなかったの。でも、貴方達と出会って強くなれるって確信ができた。エリカの手を取って進んでいいって思えたのよ」

「そうだったんだ。三原さんって、適当に見えて色々考えてるんだね」

「そうね。咲希はいつだって私たちの事を一番に考えてくれてる。……それに甘えていろんなものを背負わせてしまったから」


 物憂げな表情でそう語る姫野さんを見て、何かしら深い事情があるのだと察した。あまりいい話ではなさそうなので触れないことにしよう。


「だから、私達は咲希ちゃんを支え続けるの」


 そう言う鳳さんの表情からは、強い意志が感じられた。


「……そっか。三原さんとみんなは強い想いで繋がってるんだね」


 一見ふざけてるように見えた三原さんのハーレムだったけど、強い絆で結ばれた尊い関係なんだと分かった。


 そんな強い繋がりを私は彼方との間に欲しているんだ。告白して、恋人になってもそれで終わりじゃない。遥か先の未来を見据えるこの三人を見て気づけた。


 私が彼方とずっと一緒にいられるためにするべき事。その答えはもう、目の前にあった。


「みんな、ちょっと相談していいかな」

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