グッバイマイサン(後編)
手術後、患部の糸は勝手に解けるとの事。そういえば睾丸の時もそんなだった。
ですが今回は一つ問題が。それはカテーテル抜き! カテーテルの先っぽはスポっと抜けないように膀胱の中でバルーン状になっており、このバルーンの空気を抜いてからカテーテル自体を引っこ抜く作業が必要になります。
本来なら自分でやる作業なのですが、ちょうどその時期に睾丸を抜いた品川のクリニックに医師が来るとの事で、経過観察も兼ねてやって貰える事になりました。正直自分でやれる自信が無かったのでありがたい…。特筆するような事は別に無かったんですが手術よりこっちの方が正直痛かったですね…。
カテーテル無しで最初は自力で排尿できるのか、勝手に尿が出ないか心配でしたが、特に問題ありませんでした。
カテーテルも抜けて縫合部も塞がってきて、おむつ期間も終わり普通にパンツを履いたりトイレするようになって気付いたのですが…位置が変! 女性器の位置と男性器の位置が違う(女性器は下で男性器は前)わけですが、男性器を除去した場所に棒と袋の一部で女性器を成形するため、女性と女性器の位置が違うんですね。おかげ様でクロッチの位置もビデの位置も合いません。悲しみ…。
さて、手術が終わったからといってすぐに診断書がでるわけではありません。私の場合は半年程度の観察期間がかかりました。
医者の指示に従って術部の写真を定期的に送って、半年経った頃に「診断書出せます」と連絡がありました。
診断書代(1万5千くらいだったと思う)を振り込んで、ようやく診断書が届きました。
▲診断書
次回か次々回くらいで終わりです。