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天使が消えた。その後先  作者: 根津 橙子(ねづとうこ)
第2章 猫の行方の行き先に…
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第9話

親戚の居場所が知りたいと言い、刑事と妹は仕事場の帰りに飲食店で合流し一緒にお婆ちゃんの山梨の方へと向かった。

お婆ちゃんには驚かせないようにと服装を変え五十嵐刑事の潜入捜査が始まった。


『お婆ちゃんただいま〜』

『お邪魔します』

と上がろうとするお婆ちゃんが急に口を開いた。


『あら貴方どちら様⁉︎見た事ないわね』

『お婆ちゃんあのね、職場であった同僚なの。仕事の事で用事があってきたんだって』


自然体で咄嗟に嘘をつく愛瞳。

『あらそう。それならお茶出すね。』

と言うと台所にお茶を探すが見当たらない。

それに気づいた私は

『今から大事の話があってお婆ちゃん悪いんだけどお茶と和菓子買ってきてくれない?』

そう言うとお婆ちゃんは

『分かったわ。孫をよろしくお願いします』

と言い残し買い物に出て行った。

上手く聞かれないようにと外出された私はふと安堵すると共にため息が出た。


『すみません。これでお話出来ますね 本題に親戚の家のご住所って分かりますか⁇』

『確か葉書ここに目立つ場所にまとめて置いていたような気がする。ちょっと待ってて』

同じ苗字らしきハガキを見つけ、

『これだ』と五十嵐刑事に見せた。

親戚は山梨と埼玉の県境の南佐久郡に住んでいた。


このハガキの住所をメモし、置き手紙をテーブルに残し南佐久郡に向かう事にした。


両親のどちらかの兄弟の子供は大きくなり結婚していた。


車で1時間しないで到着した南佐久郡。

時計を見たら夜7時ごろをさそうとしていた。


ナビを頼りに二人はマンションの3階

親戚の家へと向かいチャイムを鳴らす。

すると玄関を開ける音が聞こえ男性らしき人が開けた。


『夜分失礼します。警察のものですが…』

『あの…俺たち何かしたんでしょうか⁇』

『事件以来、両親と連絡をとってないと聞いたのでそのことではなしがあります』


嫌とは言えず無言のまま固まってしまった親戚はこのまま返したら余計に怪しまれるとでも思ったのか、

『お邪魔しますね』

と警察と愛瞳は上がり

食卓でとりあえず話を聞く事にした。

『この女性に見覚えありますか⁇亡くなられたのですが…』

『こちらは亡くなられた女性の妹です。』

中に入ると旦那さん以外誰もおらず、奥さんは?と聞くと今は買い物に出かけていると答えた。


『そうなんですね…。事件が起きる3日前だったかな⁇俺はこの女性とある居酒屋のバーで出会いました。意気投合し友人の話などしていました。写真も見せてもらうと高校の時の同級生で初恋だった人だと知りその後に会ってきました』


『けれど俺は莫大な借金があってその女性にお金を借りるようになり返すつもりだったのですが会社が潰れてしまい結構な金額の貸しをを作ってしまいました。』


『その後何があったのかは知りません。僕が悪いんです。女房がそろそろ家に帰ってくると思うので、署に後は同行し話をします。余計な心配かけたくないので…』


『あの、気になっていたのですが一ついいですか⁇初恋の人とは?』と写真を見せてもらいえ?と驚愕する!


その写真は姉の親友だったのだ。

その後、少し猫が後をついてきた事も話をしていた。行方をくらましている女性の猫だというのか?


(第10話へと続く)


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