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天使が消えた。その後先  作者: 根津 橙子(ねづとうこ)
第2章 猫の行方の行き先に…
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第7話

家には今は祖父母だけで従兄弟はもうみんな大人になっていて今は居ないらしい…

やっと落ち着いて暇なんだとお婆ちゃんがそう言っていた。


疲れていた私はとりあえず一晩泊まる事に決めていた。

『お婆ちゃんあのね今日泊まって行っていい?』

『いいわよ好きなようにね ここ家だと思っていてもいいから』

『美味しかった。ありがとう…』

ご飯を後にし、疲れたのか風呂に入り寒かったせいか畳の上に暖かい布団を敷き被ってすぐ寝た。


翌朝、布団から出ると、ふと漂う卵焼きの匂い…。

食卓の方に向かうと卵焼きとハムウィンナー、お味噌汁とご飯が並べてあった。


『いただきます』

そう言って食べた。そして、朝からバイトがあるからお婆ちゃんは送りに

『じゃあまたね』と言いながら戻って行った。


ちょうどその頃警察はコンビニ立ち寄り、ここで『この人を見なかったか』と店長に聞き込んでいたところだった。以前ここで姉も働いていたと情報が入っていた。

一緒にいた人も同じ従業員らしい。二人が夜に出て行くのを見たと言う人がいてその男性はよくお金の貸し借りをしてたらしい。


『今日来ているので呼んできます』


そう言うと連れてきた男性は20代前半くらいの若い好青年だった。


『お話があります。署にご同行お願いします。』と言い、すぐ素直に受け入れた好青年はパトカーに乗るときに一言『俺は何もしてない…だから安心してくれ。すぐ戻るから』言い放ち署に向かった。


『防犯カメラに映っていた写真だがこの人と一緒にいたのはお前か?』


『そうだけど俺は何もしてない。彼女に確かに奢っていたが彼女はその分色々助けてくれたし…好きだったから』


事件当日は、友達と深夜まで飲みに行っていたらしい。彼女には会ってないんだという。


『それを立証してくれる人はいるか⁉︎』


『居ます。俺の友人です。

あ、そう言えば彼女確か仲のいい友達がいてその人に悩んでいたらしいですよ…。』


『確か看護学校の人じゃないかな⁉︎』

彼はそう言って、家に閉じこもりっきりの友人ののところに向かった。


(第8話へと続く→)


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