第4話
被害者の妹の思いに応えようとし、真相を探そうとずっと寄り添って支えてくれた
警察官の「五十嵐」刑事。
看護学生の人から姉の友人の友達の連絡先を教えてもらおうと顔写真を見せるが誰も知らなかった。
だが他の人に聞き込みに帰ろうとしていたその時
メールで聞いていた同級生がふと何かを言い出す
『ちょっと待って。友達が知っているって。看護学校の寮に入る前の近所の自宅付近で一緒に歩いてるのみていたから住所も知ってるらしい』と言って
許可を得て携帯を見せてもらい、刑事は実家へと向かっていった。
そこは白いコンクリートのマンションのような外階段がある二階建てで猫じゃらしがお庭に置かれていて猫を飼っているという様子が伺える
ちょっと古びいていたが綺麗な花壇が庭に並んでいて可愛らしい家だった。
刑事は自宅のインターホン前までに立ちベルを鳴す。
ポケットの中にあった警察手帳を取り出し見せる
『五十嵐というものですがちょっとお聞きしたい事があります』
とその時女性らしき人が玄関前に出て
『私も聞きたいことがあるので上がってください』
と友人の友達だという女性。
え?と驚いた刑事。
女性はまるで僕が来るのを予測していたような口調だった
『実はと言うと刑事が来る前から近所の看護学校の知人から話を聞いていました。事件があった日のその前日夜、夜勤で怪しい人影を見たんです...』
その日怖くて誰にも言えなかったんだという。
『飼っていた猫ッ…も帰っ…なくて…こ…』
行方をくらます猫…。五十嵐は頭を抱えていた。家の周辺行きそうなところ探しているのだけど見つからなかっただという。
女性はグスンと泣きそうな涙目を必死に堪えようとしてるのが見えた。
(第5話へと続く→)