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天使が消えた。その後先  作者: 根津 橙子(ねづとうこ)
暗闇のトンネルの中からやっと…
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第二話


彼氏の家にでも泊まっているのだろうかと思い気にもせずにいたが、荷物はそんなに持っていってないことにふと気づく。

頭を悩ませた私は、嫌な予感だけがよぎる。


行方不明となってしまった姉。かれこれ一週間も帰ってこない。捜索願を出そうと思っていた矢先。


耳を疑うかのような突然の衝撃と眩暈、言葉を失うようなことがニュースが目に飛び込んできて...

内容は、雑木林でウォーキングしていた女性が遺体を発見した。遺体は身分を確認したところ身元は看護学生の女性。だという。


その遺体は姉なんかじゃないとあの日交わした言葉は私を1人にさせないと言った姉が私を残すはずがないと信じていたからだった。


けれども警察の人が私の家に訪問し、この身分証は『貴方の姉ですね?お辛いとは思いますが遺体確認の為御同行お願いできますか?』姉が亡くなったんだと聞かされた。他殺なのか事故だと…。

驚きとあまりにもショックで泣きそうになっていて、半信半疑でいた私は。違うと言い切りたかった…


車に乗り、病院へと着く。


遺体安置所に連れて行かれベッドに横たわる姉らしき姿、無惨にもどこかで打っただろうとだけのアザだけが残されていた。刺し傷は絞められた後もどこにもなく死因がわからなかったという。


顔を見た途端に口を押さえ嗚咽が出ると共に泣き崩れた。


頭が真っ白となりフラッシュバックと共に蘇る鮮明に残る記憶。

『お姉え…っちゃん…なんで私だけを残っこ…してぇぅ…置いていっちゃ嫌だよ。帰ろう…っグスッ一緒にいる…って約束したのに…馬鹿なんでぇ』とバシバシと叩く。


両親、姉と二度目の家族の死。耐えきれい辛さが襲ってきた。でもそれよりもたった1人しか居なかった大切な姉を殺した犯人が

私を1人に残した犯人が許せずにいた。

『必ずお姉ちゃんの仇を打つ』復讐して犯人を見つけて捕まえることしか考えていなかった。


雑木林は、家の付近にあったらしい。

帰る途中だったのかなと頭で思い浮かび予測する…


そんな推理をしていた妹は探偵の気分にもなったかのような感じでいた。


証拠も何もない。ただ気になるのが頭と背中だけが異常なほどアザだらけだった。


犯人を探すことになった私は.警察に協力してもらうようにして姉をよく知っている知人、同級生など聞き込みに行くようにとをお願いをした。


そして私は、雑木林の現場に向かう事にした。


第三話へ続く→


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