表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
走劇のオッドアイ  作者: かさ
ダークサイドシナリオ編 特務機動隊、自動車窃盗団を壊滅せよ
90/121

ACT.83 出動

待機から、さらに数日後

ついに事態が動き始めたことで、会議室に招集される


「30分前に、トラップを仕掛けた車両が盗み出され、移動を開始。周囲の監視カメラで確認したところ、手口は電子機器を利用してセキュリティー及び、車を起動させた模様。10分後に、ある所定の位置で数分程止まってから再び移動を開始。おそらくナンバープレートを変えていたんだ思われます。現在犯人は東北道を北上、A県方面に向かっている思われます。ちなみに車両は青のインプレッサ」

「ここからA県まで、2時間か…リィン、抑えれるポイントはあるか?」

「はい、隊長。ポイントは2箇所、途中のジャンクションで2つの方面に分岐します。今から我々が迎う頃にには、盗難車両はどちらかには分岐しているはずです。どちらかの方面の市街地に降ろし追い込みます」


ポイントの一般道までは通常法定速度なら、1時間

ヴァルキリで制限速度を無視すれば数十分で追いつけるのだが


「リィン、なんでわざわざそんな回りくどい作戦を?高速道路上で確保してしまえば…」

「そういう訳にはいかないのよね島田君…これを見て、盗難車両が通った経路の監視カメラの静止画だけど」


インプレッサの後ろに、ピッタリと銀色のセダン車が付いていた


「…なるほど、仲間の可能性が高いか…2台を分断する訳かリィン?」

「そうよ島田君、隊長と島田君はこの銀のセダンを高速道路上で確保。インプレッサは私と加奈、そして神也で確保」

「高速走行に長けた2台と、一般道走行に長けた3台で分けるか…いいだろ、その案で行こうリィン」


風間隊長はリィンの作戦案に賛同し、他のメンバーも静かに頷く


「全員直ちに出動だ、ヴァルキリに乗り込み、犯人達を追うぞ!加奈、神也、分断後の指示はリィンに従え。頼むぞ」


隊長から出動の命を出されると、全員それぞれのヴャルキリに登場し、起動させる


〈ヴャルキリ、アルストリア起動…任務受託〉

「説明しなくてもわかってるいるようね、アルストリア」

〈あの会議の会話は我々AIも聞いています、そして情報共有して理解しています〉

「OK、頼んだわよアルストリア」

〈了解、走行アシストプログラム開始。リィン機とのデータリンク、各所への干渉開始〉



超法規的活動が許されている特務機動隊は、行政各所に秘密裏に干渉、命令が出来る

一般道、高速道路を制限速度を無視して走行可能にする為に、交通機関を制限、封鎖させたり、意図的に麻痺させる状況も作り出せる

電子機器が標準装備化している現代の一般車両にも、音声警告などで、ある程度の干渉が出来る為に、車線を空けさせる行動を誘導することができ、ヴャルキリはホログラムによる偽装を可能な為、緊急車両を装って走ることも出来る

犯人に悟られることもなく、現場へ追いつくことが可能なのである


ちなみにというか、年齢的に当然だが、私と神也は自動車運転免許証はないが、特務機動隊の任務中であれば公道で活動、走行することを許されている

まあ、そうじゃないと、呼ばれないわけだが


市民会館から出撃した5台のヴァルキリーは後ろに並び、高速道路に入る

ヴャルキリの形態を変形させ、直線を時速300㎞/h台で巡行する

C-HRのリィン機を先頭に並ぶヴャルキリは、センサーから前方にいる車両を感知し、事前に自動で避けるながら現場へ向かう

ホログラムによる偽装している為、傍から見れば、パトカーが物凄い速度で走っていると思われているだろうか


そしてターゲット車両まで、数キロまで接近すると、ホログラムを一般車両に偽装し、5台は2車線にばらけて一般車両に紛れ込むように接近する


特務機動隊と、窃盗犯のカーチェイスが始まろうとしていた





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ