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所持金カンスト篇

この作品は○○篇と別れています。

タイトルある○○篇がケイの条件達成までのストーリーとなっています。

ご感想及びご意見等をくれると大変ありがたいです。

プロローグ

ネットワークオンラインVR空間[ウォーラ]が一般公開されて二年弱、事件は起きた。

世界最大級のサイバーテロが起き、被害者及び人質は42億人、監禁年数は三年半、死亡者が27億人も出たのに犯人はたった二人だった。

頭に専用のヘッドギアを着けてVR空間に自分の五感を接続する。

当時、15の俺にはVR空間は生き地獄だった。

世界最大級のサイバーテロが起きたのは[2072/8/12]今から四年前だ。

第1章、[地獄の始まり]

俺はウォーラのアバターショップに居た。

このアバターショップには服やアクセサリーには留まらず、髪型から体型などオンラインゲームのキャラ作成みたいな感じだ。

俺は茶髪の右目隠しのウルフカットのロングヘアーに赤いカチューシャを着けて、服装は赤いTシャツにチェックのボタシャツにジーンズだ。

ヲタクスタイルで俺はアバターを着せ変えた。

次に俺が向かったのはウォーラ市役所だった。

ここで名前などを決める。名前 須藤 慧[スドウ ケイ]

生年月日 2/24

ニックネーム [ケイ]

これで手続きは終わり、簡単に出来るのでネット初心者の俺も出来た。

これで正式なウォーラの住人になった、俺はウズウズしていた。

この世界のサービスは充実している。

まずはVR空間でサッカーやバスケなどのスポーツをアバターでしたりする

[ウォーラ・スポーツタウン]

VR空間で五感を使うオンラインRPGが出来る

[ウォーラクエスト]

VR空間で事故っても大丈夫なレースが出来る

[ウォーラ・オールジャンルレースタウン]

など様々なサービスがありまだまだたくさんある。

俺はまずはウォーラ・オールジャンルレースタウンに向かった。

このレースはサーキットはもちろん、現在の首都高や峠やVR空間だからこそ出来る3Dレースとかなりこっている。

俺はウォーラにログインして良かったと思った。

ウォーラは無料で日替りログインボーナスで10000Z貰える。

Z[ゼーニ]とはウォーラで使えるお金の事でこれでアバターを着せ変えたりする。

因みに今の俺は1000000Z

持っている。

新規登録の特典の一つで1000000Z貰えた。

因みにアバターショップで買ったけど登録初日の無料特典を利用したので無料だった。

レースタウンに着いた。

レースクイーンの格好をした受付嬢に声をかけレースタウンで必要な登録をする。

ニックネーム[ケイ]

使用車種[skyline、GTR BNR-34]

対戦希望時の一言[初心者ですが、よろしくお願いします。]

これで登録は終わり、自分の車がアイテム欄に出てきた。

R-34は自分が好きな車で将来はこの車を買いたいと思っている。

だがまだ車を乗れないのでVR空間で満喫しようと思った。

レースタウンには改造屋やパーツ屋もあり、痛車からレース仕様など、本格的な改造が出来る。

俺はまずは羽が二枚着いたGTウイングを購入し、エンジンを馬力750まで上げ、FRにするためにプログラムを書き換え、コーナーでもFRで走れるように改造した。

ナンバーは[・398]で登録した。

いきなり馬力750は乗りこなせないけど頑張って乗れるようにする。

それが今の俺の目標だ。

まずはチュートリアルコースを選択する。

チュートリアルコースは教習所的なコースでマニュアル車の乗り方から徹底的に教えてくれる。

実際ここで練習して免許を取得する人もいる。

俺は教官のAIとギアチェンジなどを色々教わった。

そしてレースクイーンの格好をした受付嬢からウォーラ内で使える運転免許書を受けとる。

そして車に乗った瞬間、臨時ニュース画面が標準された。

「皆さん〜、突然ですがウォーラをハッキングしました♪」

「ハッキングってどお言うことだよ!」

「まず、君たちはもうログアウトは出来ません、一生ウォーラの世界に居てください♪」

「マジかよ!冗談だろ」

俺はメニュー画面を開いてみるとログアウトの表示が消えていた。

これは冗談ではない、本当の事だった。

「でもログアウト出来る方法を用意したから安心してね、まず?他人プレーヤーを10人殺す、殺されたプレーヤーは現実でも死ぬから注意、?所持金カンスト、99999999999Z、?ウォーラクエスト、全面クリア、殺られたら現実でも死ぬから注意、?七つの神器を集める、神器は神刀、神剣、神槍、神銃、神鎌、神斧、神弓を全て集める、これは色々なタウンや町に隠されてるからよく探してね、最後に?自害、死ぬ」

「自害って自殺じゃないか!」

「以下の五つがログアウトと出来る条件だから、あと全ての規制を解除したから色々なアイテムをタウンから持ち出して使えるから注意してな、あとどんな条件でも死ねば現実でも死ぬから、あ!、君たちにはライフゲージを用意したから、回復は食事か睡眠、じゃあ」

臨時ニュースは終わった。

最悪だ、初日でこの様なんで最悪だ。

ウォーラが一瞬で地獄なった。

俺の視界の左上にライフゲージが表示された。

これが0%になったら俺は死ぬ、俺の本物の命とリンクしたライフゲージ、このライフゲージは本物のライフゲージ、俺は死にたくない。

第2章、[唯一の仲間]

今はみんなパニック状態だろう。

ウォーラで死ねば現実でめ死ぬ、最悪の状況だろう。

俺も頭の整理が出来ない。

俺は車の中で黙り混んでいた。

とりあえず、俺はウォーラ中心地に向かう。

全ての規制が解除されているなら車で向かえるはずだ。

俺はレースタウンの入口から車で出る。

普通なら出来ないのに出来た。

俺は車を走らせ中心地に向かう。

順調な走りで少しだけ気分が楽になった。

すると後ろから14アリストが俺のR-34に並んだ。

運転手を見ると一人の男が乗っていた。

その男は俺に付いて来いと合図してきた。

俺は男の後ろに並び付いていった。

十分程走り男は車を止め車から降りる。

男は黒いロンTに膝まである白いコートで紺色の赤いラインのタオルを巻いて黒髪の金色のメッシュ、右手には何故か包帯が巻いてある。

その男は俺に話し掛けてきた。

「お前もレースで賞金稼いで所持金カンスト狙いか?」

「あっ、はい」

俺はつい、ハイと答えてしまった。

「突然だか、俺と組まないか?、見た感じこのR-34はコーナーでもFRに改造してあるだろ」

「はい」

「俺はレイジ、よろしく」

「ケイです。skyline GTR R-34に乗ってます。馬力は750です。」

「俺は14アリストで馬力は同じく750だ。」

この人、車に強い人だ、今の俺にはかなり助かる。

「俺、まだ車の知識全然無いですけど組みたいです。」

「ああ、俺がお前に知識からテクまで全て教えてやる。こんな世界から早く抜けようぜ」

「はい!」

俺は初めて信頼出来る仲間と出会えた。

レイジさんと俺はがっしり手を握りあった。

第3章、[中心地でデスレース]

ウォーラがハッキングされ一日が経った。

俺はレイジさんがウォーラないの家に来ていた。

「最近、ログアウトしたくて殺されたプレーヤーは1000人を超えたってさ」

レイジさんは不満気に呟いた。

自分がログアウトしたいが為に人を殺す、それは許されない事だ。

「最低ですね、ウォーラクエストを全面クリアや所持金カンストでもログアウト出来るのに…」

「奴らは人殺して手っ取り早くログアウトしたいか、ただ人を殺す殺人鬼って事さ、実際に現実の人間も死んでいるみたいだ」

「殺した人は本当の殺人犯になってしまうのか…」

俺はウォーラにログインした自分を悔やんだ。

「ケイ、自分を責めるな、悪いのは、あのイカれたハッカーだ」

レイジさんは俺を励ましてくれた。

「とりあえず、中心地で飯でも食うか」

「はい」

レイジさんはアリストの鍵をアイテム欄から物体化して手に持つ、俺もR-34の鍵を物体化して手に持った。

「俺に着いて来い」

レイジさんは家から出ると今度はアリストを物体化して乗り込み、アリストのエンジンをかける。

俺もR-34を物体化し、乗り込む、アリストとR-34は調子の良いエンジンの音を鳴らす。

レイジさんのアリストのナンバーは[3510]多分これ、ミコトと読むんだと思う、俺のナンバー[・398]はサクヤと読むので多分ミコトで合っているはずだ。

レイジさんは先に車を走らせ、俺は後ろから着いて行った。

中心地の道は他にも車が走っていた。

レイジさんは蕎麦屋の駐車場で停まった。

「蕎麦ですか?」

「俺、蕎麦好きだから」

レイジさんって案外渋いのかも知れない、ますます謎めいた人だ。

レイジさんと俺は蕎麦屋に入る。

「いらっしゃいませ」

「俺は天ぷら蕎麦」

「俺はざる蕎麦」

レイジさんは天ぷら蕎麦で俺はざる蕎麦を頼んだ。

そして五分後、天ぷら蕎麦とざる蕎麦がテーブルに置かれる。

「いただきます」

俺とレイジさんは蕎麦に食らいつく

「旨い、」

「確かに旨いですね」

レイジさんは美味しそうに蕎麦を食べていた。

そして五分後にお金を払い蕎麦屋を後にした。

「次はどこ行きますか?」

俺はレイジさんに尋ねた。

「この近くで雀荘があるみたいだ、それもかなり高レートの」

「雀荘、麻雀は出来ない訳じゃあないけど強くないし」

レイジさんって車以外も強そうな気がした。

「行くか」

レイジさんはアリストに乗り込みエンジンをかける。

俺もR-34のエンジンをかける。

レイジさんは雀荘に向かい車を走らせる。


俺は後ろからレイジさんを追っかける。

一様、今走ってる道ってウォーラ内の公道でレースとか深夜にしている人もいるかもしれないと、俺は妄想した。

レイジさんは俺も早くR-34を乗りこなせるようになりたい。

レイジさんは運転が相当上手い。


次に続く

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