第一幕
ピカッ!そう光った瞬間、私の視界は白に包まれた。白に包まれたと思ったら、今度は徐々に色を取り戻していく。私の視界が元に戻る。次に私が見たのは、見慣れない異様な光景だった。
えーと、これは一体どういう事?あっ、はじめまして、如月皐月です。女子高生です。色々言いたいことあると思うけど、今はそれよりも目の前の状況が先。
まずはよく分からないけど、いかにも「権力あります」って人が、玉座かな?に目の前に座ってて、その両隣に美人さんがいる。ローブを羽織った人たちと鎧をまとった人たちが私の周り居る。なんか、小説でよく見る異世界トリップのテンプレ的感じ。じゃあ、これは私が勇者パターン?いや、無いわー。
そう思いながら、もう一度周りを見ようとすると、隣にもう1人、召喚された人間を思い出した。正直、思い出したくなかった。
晃。そいつは俗に言う、テンプレ型だ。イケメンで、身体能力が高く、もちろん女からもてるハーレム男。私が嫌いな男。長いことこいつと共に居るが、正直、そばに居たくなかった。なんで、こいつも居るのよ。そう思った。
そんな私の心中を知るはずがない権力者(仮)が口を開く。もちろん発した言葉の内容は、「汝らが勇者であるか」
ほら、やっぱりね。そうくると思ってた。
だから、私は言ってやった。
「私の隣に居る人が勇者です」
晃は驚いた顔をしていた。ざまぁみやがれ。
皐月ちゃんは、目上には敬語だけど、内心の口調は結構悪いほうです。
トリップ前のことはあえて、書いてないです。




