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プロローグ
その昔、この世は人間と妖怪が戦いを繰り広げていた時代があった。この戦いは後に『全面戦争』と言われている。この事を書かれている書物は図書館に行けば複製版がある。しかし、どの歴史書よりも薄く詳しい内容は書かれていない。書かれているのは妖怪の頂点に立つ者は“魑魅魍魎の主”と呼ばれ、人間は陰陽師と巫女様であったと言い伝えられている。この戦いの勝者は人間側であったと書いてある。そして、主は封印されたとこの本に書かれている内容はここまでである。本物にはもっと詳しく書かれていると言われるがそのありかは不明。一説には封印された所にあるのではないかと言われてはいるがその場所はこの本には書かれていない。
そして、今このような戦いがあったとは微塵も感じられないほど人間と妖怪は共に平和の中共存している。しかし、それが誰にも気づかれないところで崩れ始めている。異変が起こりつつある。この異変が今後のいや、すべての元凶に・・・。