本当にあった魔法2
部屋にたどり着くとそこには、ベッドから落ちて苦
しんでいる姿があった。アンナはすぐに駆け寄って何
が起きたのか診ることにした。
「急にどうしたの?壁越しでも音が聞こえるほどに響
いているけど?って言おうと思ったけど大丈夫そうじ
ゃないね!ん?頭をおさえてるってことは頭が痛いん
だね、もう少しだけ我慢してね原因を見つけるから」
「アンナさんこの子を魔力感知でよく見てみてくださ
い!どうしてかわかりませんが魔力暴走が起きている
みたいです。多分無意識的に魔法を使ってしまったの
でしょう、そのせいで今みたいなことに。」
「おい!ゆっくりしてる場合じゃねーだろ!早く何と
かしてやんねーと、このままじゃ命にかかわるぞ。本
人もパニック状態になってるみたいだから、こっちか
ら何かしてやらねーと苦しんだままだぞ」
「イチかバチかで眠らせてみます。多分意識が落ちれ
ば少しでもましになると思うので。これで、大丈夫な
はず?んーー、ちゃんと暴走は止まったみたいです
ね。でも、どうして魔力が暴走するようなことがおき
たのでしょうか?」
「なぜこんなことが起きたのか周りを見てみたのです
が、どうやら意図的に魔法を使ったようですね。魔法
について何も知らないからこそ起きてしまったトラブ
ルでしょう。よく子供達がやってしまう初歩的なミス
ですね。はぁ~~」
「ランドル、どうかしたの?急にため息をついてるけ
ど」
「あ、いえ、特には…。えっとですね、少し気になる
ことがありまして、この子の魔法の痕跡がおかしく感
じまして。魔力暴走にしては綺麗に部屋全体に拡散し
ているんですよ、それに先ほどまでこの子の体から溢
れ出るほどに見える魔力もなかったと思うんです」
「ガキのようなのに、力はガキのようじゃないってこ
とか。だったら見た目も子供に見えるのに魔物かもし
れない可能性があんのか!起きたら暴れないように拘
束とかしておいた方がいいんじゃねいか?」
「ジョン!やめておけ。もし、その仮説が本当だとし
てそのようなことをしてしまうとかえってどんな仕返
しが来るか分かりませんよ。まず、変に仮説を立てる
より今分かっていることを整理するした方がいいでし
ょう」
アンナは、眠らせた子供を再びベッドに寝かせて女
の子の状況を確認しながらどうしてこんなことになっ
てしまったのかを調べてみることにした。一方で、理
玖十は、必死に抑えようとするがなかなか上手くいか
ないで苦しんでいて思考がまとまらないなか人が部屋
に入ってきたことには気づけたが反応することすらで
きないでいた。痛みに苦しんでいると、少しずつ痛み
が遠のいていくのに合わせ眠たくなってしまう。
次は、才能は必要? です。




