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第4話:ミッション

庭の下では、妹が父の盆栽の手入れをしていた。

「エトワール、こっち来て!」

彼女は振り返り、剪定ばさみを置く。

「ん? どうしたの、お姉ちゃん?」

「ちょっとこっち来て。相談したいことがあるの……」

……

私は事情をすべて説明した。

「なるほど……要するに、お姉ちゃんはロータスを助けるためにお金が必要なんだね?」

「うん!」

「うーん……今の状況だと、正直ちょっと厳しいかも。だったら何か仕事して稼ぐのはどう? 依頼とかさ」

「……悪くないかも。ロータスに、数日待ってもらえるか聞いてみるね……」

そうして私は部屋に戻り、彼に電話をかけた。

……

電話越しの返事では、基本的に数日は待てるとのことだった。

「じゃあ、何をする?」

「うーん……」

エトワールはしばらく考え込む。

「最近、依頼が結構出てるって聞いたよ。何か受けてみる?」

「知ってるの? じゃあ探すの手伝って!」

「その前に、これ終わらせないとでしょ? まだ剪定が終わってない木があるんだから!」

(そう言って、庭の盆栽を指さす)

「……あ、そっか。じゃあ後でね」

……

夜。

父の商談の日程が分かった。

明日の午後らしい。

ただ、ほかの条件も様子を見ておく必要がある。

……

私はベッドの上であぐらをかいて待っていたが、ひどく眠かった。

そのとき、階下から突然、ドタドタと激しい足音が聞こえてきた。

誰かが全力で、慌てて走ってくるような音――こちらに向かってきている。

ドアが開く。

「お姉ちゃん!」

エトワールだった。

彼女は息を切らしながら駆け寄り、ドアを閉めるのも忘れている。

「見つけたよ! 西都の神殿の依頼!」

「西都の神殿?」

その神殿はここから75キロほど離れており、

周囲に人が住んでおらず、奇妙な伝承が多いことで有名な場所だ。

「で、報酬はいくら?」

「四千万フレンカス・リンクだよ! すごく高い!」

四千万……。

一般的な中規模の家の、半分の値段じゃないか。

すると彼女は、逆に私へ問いかけてきた。

「ところでさ、お父さんの商談の予定は分かった?」

「うん。明日の午後だって。だったら……明後日には動けるね!」


第4話•終

こんにちは、Shiki2636です!

最近、試験や家の事情で少し忙しく、更新が長く止まってしまいました。

ですが、戻ってきましたので、これからは新章をより安定して更新していきます!

引き続き応援していただけると嬉しいです。本当にありがとうございます!

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