表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

橋の上

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪



タイトル:橋の上


ミク「ヤッホ〜♪今来てるよ〜ん」

「あ、ついに行ったんだ〜♪」


この日、友達のミクは、

前から行きたいって言ってた

レジャースポットの橋の上に来てた。


そこから自撮りでビデオ電話してくれて、

その時の喜び様と、景色の美しさ、

そんなのを私に送ってくれた。

私は自宅でそれを見ている。


「イイなぁ〜私も行きたいなぁ〜」

ミク「マリカも来ればよかったのにぃ〜」

「今日どうしても外せなかったのよ〜。でも今度一緒に行こうね」

ミク「うん♪じゃあとりあえず橋の向こうまで歩いてみるね」


そう言ってミクは橋の上をゆっくり歩き始めた。

その間ずっと景色を映してくれた。

橋の上から見る川面かわもの美しさ。

向こうまで見える景観の素晴らしさ。

そんなのがビデオ越しに見られるだけでも

今の私にとっちゃ幸せなこと。感謝なこと。


「(イイなぁ〜♪私もほんと行きたかったなぁ)」

ミク「あー空気美味しくて気持ち良い〜♪じゃあまた戻りまーす」


ミクは景色を思う存分楽しみたいからと、

前もって人混みを避けてプランを立てていた。

だからその日、橋の上に居るのはミク1人。

お陰で人の話し声も入らず、

こっちで見ている私も

その景色を存分に楽しめていた。


その橋は結構長く、折り返し地点で

自分が歩いてきた橋の上を、

ゆっくり動画に撮ってくれたミク。

けっこう丈夫な橋ながら幅は狭く、

昔ながらの風景をしっかり携えている。


そして橋の半分まで来た時だった。

「…ん、どうしたのミク?」

ミクが動画を撮りながらじっとしてしまった。

動画の画面は橋の向こうまでを映しながら、

1点集中するかのように微動だにしない。


「…ねぇミク、どうしたのよ?」

なんで動かないのか、歩かないのかって聞いてみた。

でもミクはじっとしているまま。


ちょっと妙なものを感じ始め、

「ねぇミク!」と私は声を荒らげた。

するとミクの小さな声が聞こえてくる。


ミク「………………………」

「え??なに?」

ミク「………… …………」

「ちょっと何言ってんの?聞こえないよ?」

ぶつぶつぶつぶつ何か小さな声で

ずっとつぶやき続けるミク。


こんなの、今までのミクに無かった。


「ちょっとミク!…」

と言おうとした瞬間、動画の画面が動き出した。

「ミク…?」


見ていると場面がスラリと変わり、

ミクの横顔が映され、

そのままゆっくり後ろに引き始める。


「……ミク…」

やがて横向きに立ってるミクの上半身が

ほぼ全部映され、ミクの顔を見るとほとんど無表情。

やや橋から下を眺めていたようで、

手すりに両手を置きながら

川面をずっと見ていたようだ。

唇を見るとやっぱり小さく動いており、

何かつぶやいてた様子。


そして次の瞬間…

「ミ、ミク…!!」

ミクの背後から誰かの手がニュッと伸びて、

ミクの背中には触れなかったのに、

ミクはそのまま手すりを乗り越えて下に落ちたんだ。


「キャッ!!…な、なんなのこれ…なによ…」

私、今何見てるの…?

当然この疑問が先に沸いたが、

それよりさっきの誰かの手…。


直前にこの動画で見たのは誰も居なかった橋。

この橋はけっこう長かった。

その途中までミクは来てたんだ。

「…なんてつぶやいてたの…」

ミクが言ってた事を、後追いする形で想像していた。


「…さっきミク、手すりに両手置いてたわよね…」



(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!

お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=VJf_AwmQ6lY

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ