表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元・訳あり冒険者、ダンジョン潜ってハーレム領主に成りあがっていく!  作者: 犬鈴屋
第1章:カイルと言う男

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/26

第12話:死角からの一撃

カイル:主人公

ノドカ:見習い冒険者兼カイル専用メイド

ソフィア:旅商人の娘

カーラ:茶髪ショートヘアの犬耳冒険者

ケイト:黒髪ポニテの猫耳冒険者

俺はカーラとケイトを連れて、ノドカたちと合流した。

合流した俺たちは、まず暗めの路地裏に行きカーラとケイトのことを説明した。

彼女たちがただ依頼で暗殺に来たこと、俺たちは今狙われていること、そのために戦える仲間が欲しいこと。

すぐに納得したノドカは納得してくれが、ソフィアが納得せずに難色を示している。

カーラとケイトは襲撃した負い目があるため、強く言えない。

これから一緒に過ごすことになる面々が、喧嘩したままではマズいと思った俺は

「昼飯をみんなで食おう」

と言って食堂に誘った。

食堂に着くと大きな1室に案内される。

俺が中央に座り、右側にノドカとソフィア、左側にカーラとケイトの順に座った。

俺が両側から注文を聞き、店員に頼んでいく。

ノドカはまだお酒が飲めないらしく、ソフィアも今日はお酒を控えるとのこと。

だから、俺とカーラ、ケイトがお酒を頼み、ノドカとソフィアがジュースを頼む。

それから飲み物や食べ物が来るまでの間、俺がソフィアを説得することになった。

「さっきも言ったが、今後俺たちは暗殺者から狙われることになる。今の状態ではノドカとソフィアが危ないから、俺以外でも守れる人が欲しいんだ」

俺はソフィアにそう言い聞かせる。

「それは先ほどお聞きしました。ですが、彼女たちである必要はないと思います」

まだ襲撃で俺を襲ったことに怒っているのか、彼女はそう言って引かない。

「んじゃ、そこのお嬢さんは私が何をしたら許してくれるってのさ」

「守られる側が偉そうに」

目の前で自分たちを否定され続けたカーラとケイトも怒り始める。

「冷静になってくれ、ソフィア。お前の言いたいことは分かるが、俺たちの状況を知っている方が護衛として信頼できるし、強さの確認もできている。認めてはくれないか?」

「認めるも何も、一度刃を向けてきた人は信頼できないのです!」

いつもは言うことを聞くソフィアが、頑固に抵抗する。

「信頼については、どの人間をパーティーに入れても起こり得る問題だ。それに刃を向けてきたのも依頼だと言っただろう?冒険者というのはそういうものさ。どうしてそこまで拒むんだ?」

「…っ!で、ですが、それでも認められません!」

「どうしたソフィア?いつもらしくないぞ?それともソフィアは、彼女たちに暗殺者に震えながら生きろというのか?」

「いえ……そこまでは言いませんが……」

ソフィアは何か問題があるから反対しているのは分かるが、何を問題視しているのかが分からない。

その問題を解決しようとするが話してくれない。

ずっとソフィアが反対を訴え、それをカーラとケイトが聞いて怒る。それを聞いたソフィアが更に反対を訴えていくという、最悪な雰囲気になっている。

こういう雰囲気の時はノドカの能天気さが1番なのだが、笑顔のまま何も話さず俺の裾を掴んで離さない。


今にも殴り合いに発展しそうな雰囲気の中、注文していたお酒とジュースが来た。

この時、俺はこの場を宥めることを意識して見ていなかった。

店員が酒の入ったジョッキだけ側面や持ち手ではなく、吞口を持ってテーブルに置いたことを。

そんなことを露も知らず

「まぁいい。さぁ皆で乾杯するぞ」

そう言って、俺は何も注意することなくジョッキを持ってしまった。

俺の手を飛び付くケイトが途中で見えたが、この時の俺は何事か分かっていなかった。


ジョッキを持った後、すぐ身体に異変を感じた。

身体が痺れ、呼吸が上手くできない。

座っていることさえ、厳しくなってきた。

イスから倒れそうな俺を誰かが抑え、口に何かを突っ込まれて水を呑まされる。

この時になって初めて、俺は何かしらの毒をもらったことに気づいた。

ケイトは俺を担ぎあげようとして、カーラが戦闘態勢に入る。

だが俺はケイトを突き飛ばし、肺に残った最後の空気を使って叫んだ。

「ノドカと、ソフィアを頼む……!」

ケイトとカーラは一瞬動きを止めたが、すぐに何を言いたいか把握してくれたのだろう。

急いでノドカとソフィアをそれぞれ担ぎ上げると、そのまま店を飛び出していった。

これでいい。そう思って俺はその場に崩れ落ちた。

ここからちょっと暗めの話が数話続くかも。


裏話として、初期案ではこの酒場で酒飲んで皆仲良くなってハッピー!っていう感じでした。

今から考えてみると、全く人間関係を描けてないな~。

もっと厚みのある小説をかけるよう、日々精進していきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ