遠ざかる影
悲しくて
遠ざかる影を追っていた
キミの存在と
キレイな夕日がそのとき必要に思えた
切なくて
遠ざかる影をも一度追っていた
やっぱりキミの存在と
キレイじゃなくても
じゅうぶんな夕日が必要に思えた
誰かを想うことは
しあわせにも感じ
ときには、つらくなったり
つらすぎることもあったり
ただ、どうでもいいとは思えなかったこと
キミへの思いが届かないとしても
どこか置き去りにすることもできないのだから
やがて季節は変わり
遠ざかる影も長く伸びてゆく
いつだって、キミの存在は大きいから・・
そう、感じることは
たくさんあったけれど
遠ざかる影を
いつまでも追い続けることは
たぶん、もうしないんだろう・・
季節は巡り
その影が想像以上に
近くに感じられたとしても