マイフレンド
YOUGATTMELL。
YOUGATTMELL。
「なにかしか?」
りこの携帯がポケットで鳴る。
「ゲッ。なにこれ。面倒な予感しかしないじゃん」
携帯の文章をよんで、りこは思考を巡らす。
「やっぱり面倒なやつじゃん」
そう言って渋い顔をする。だが、内容が内容だけに放置も出来ない。一体どうしろというのか。こんないたいけな少女になにを期待しているのかよ。
「う~ん。う~ん」
リビングのソファでジタバタしながら悩んでいると、可愛いオリオンが通りかかる。
「どうしたのりこちゃん。お腹すいたニャー」
「そうね。お腹すいたよね。ちょっと待ってね。にらめっこしても仕方がないからね。そうだ、これでこの前の借りを返しとくか」
妙案を思いついた、りこは立ち上がりピコピコと携帯を連打する。
「借りは返したからね。恨みっこなしね」
そう言って立ち上がると、りこはオリオンのごはんの用意をはじめた。
突然の携帯の振動音。
長い廊下を歩いてた二人の男達は止まる。
「??なんだ」
「お前の携帯が鳴るなんてはじめてみたわ。俺以外に友達とかいたんか?」
「いや、いないな。これは形式上。緊急時の連絡のために持ってるだけで。なんだよ?」
「なんだ友達おらんのかい」
同僚がのりっ込みをすした。
すました顔で、蜻蛉は画面を開いて確認する。
「おいおい、大丈夫かよ。ウィルスメールかもしれないぞ」
「べつにいいぞ。携帯なんてもの使ってなかったし、使う予定もないからな」
「おいやめろ。ものとしてし携帯が不憫だろ」
そこにはメールが一通。
こないだのこと。怒ってるよね。こちらとして、のっぴきならない事情があってね。ごめんね。
「んっ?おんなから?彼女?」
同僚が覗きこむ。
「馬鹿。いるわけないだろ」
蜻蛉が睨む。
えっと、このまえのお詫びにこれをあげるね。うまく使ってね。これでチャラってことでよろしくね。
バイバイ。
添付されたファイルに蜻蛉は目を見開く。
のちに同僚から、お前いつも眠そうなのに、そんな目を見開くことあんのなと言われた事件である。
添付ファイル。
『ナイトメアウイルスの解毒方』




