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スローライフを目指そう



パタンと扉が閉まる。



「あ~、疲れたわ。お茶でも持ってきてよ」

クルリと髪を揺らして、新書目録は振り返る。

「なんで、俺が」

ムスりと祐希は顔を歪める。


「あんたが、あたしを森の中に落としたことはまだ許してないんだから。普通落とすか?普通、崇め奉るシリウスの叡智よ。普通落とす?体張って守るべきものよ。しかし、あんたは落としたことさえ忘れてたんじゃないないの?信じられないわ」

キッと彼女は睨む。


「うっ……」



「そうだお前が悪い。お茶を淹れてこい」

「そうね。あなたが悪いわ。私はコーヒーをお願い」

相馬と神室が賛同する。


キッと涙目で睨んで祐希は部屋を出る。

バッフンと扉を占める音がする。






「ところで本当によく戻って来てくれた。有難い」

「感謝してね。それと私を逃がしてくれたあなたの友人?なのかしら?にも感謝しておいてね」

「ああ……」

「それよりもどうするつもり?まぁ、あの様子だと姫君は現状維持がお好みかしら」

神室の顔色を伺うように新書目録は尋ねる。


「おっ、おっと。そんな顔しないでよ。はっきり言って、私は姫様に仕える身。故郷に帰っても最悪のシナリオを予想してる。今頃、兄上様がシリウスを筒がなく治めてる。命は助かったの出し、ナノマシンも適用出来ている。この地球で平穏無事に過ごしたほうがいいに決まっている」

はっきりの新書目録は言い切る。


「しかし、兄上様は悪政を民に強いているのでは……?」

相馬は苦言をした。


「おっと、君もか。よくない。その考えはよくないぞ」

少女は少し驚く。


「新書目録は正しいが、私は残された民が気がかりです」

「人間みたいなこと言うなよ。何年地球で暮らした影響でもでたのか。頭おかしいのか?」

「私は今まで、星に帰ることは宜しくないと考えていましまが。私達と地球の協力者。新書目録が揃えばあるいは帰還出来ても可能性ので出来たので、場合によっては第三の選択肢もあるのではないかと思いまして」

「ないない。そんな選択肢はない。しかもよ、内々で裏切り者出てるから。まずそこからだからね。冷静になれ。ここでだって我々は十分上手く暮らせるさ。はやまるな。そして、我が主をそそのかさないでおくれ」



ふぅ、と相馬はため息をつく。

「……わかりました」


「少し意外だな。ジュリ、君も星に帰りたいと思っていたとはな……」

「まぁ、帰れればですが……。あなたがコソコソと何かやっているのは知ってるわ。私は、ただ冬子様の意志を汲んでいただけ。もし、叶うならあの強欲な兄君の顔をボコボコにしてやりたいと思っているだけよ」

真っ直ぐな視線で相馬ジュリは言い切る。


それを見て、神室は可笑しそう顔を歪めた。


「確かに、俺もそうだよ」











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