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90:騎士と捜索。

・・・・・・燃え尽きそう。

 モンスター大量出現は、俺とラフォンさんの手により収束した。俺の読み通り、絶対権限の重ね掛けをしたおかげでモンスターの進行度が著しく高くなり、その分、殺した数も多くなった。俺とラフォンさん、そしてバカ王女に怪我無く終わった。


 俺は倒したモンスターから黒い宝石を回収しないといけないと思っていたが、どう考えても分裂して出来上がったであろうモンスターたちからは黒い宝石が確認されなかった。それならそれで構わないが、黒い宝石は本当に何なのだろうか。今考えても仕方がない、俺には分からないのだから。


 モンスター大量出現を収束させて少しすると、朝日が昇ってきた。ここまで人々が起きていた夜はないだろうし、ここまで人々に不安を与えた夜もなかっただろう。今も人々の心に不安や苛立ち、そして死を感じているだろう。ここまで凶暴なモンスターが近くで暴れていたのだから、感じるはずだ。


「・・・・・・家が」


 俺はフローラさまたちの元へと行くために、そしてステファニー殿下はフローラさまたちと一緒にいる勇者や国王の場所に向かうために、俺とステファニー殿下は一緒に行動している。その際に、ほとんどの家が壊滅している街の現状を見て気分悪そうな顔をしている。ラフォンさんは他の場所に用事があるそうで、俺たちとは別行動をとっている。


「あれだけの数のモンスターが攻めてきて、死傷者なしで済ませれたんだから、家なんて安いものだろう。今は生きていることだけをかみしめればいい」


 あんなにもモンスターが大量出現していたのに、死者や重傷者がいなかったのだ。冒険者や兵士が警備していたこともあったのだろうか。死者がいないことは単純にすごいと思った。それだけで大金星だ。しかし、バカ王女はそれでも欲を出したいらしい。


 そして、ここで俺が慰めの言葉を放ったのは、この家が壊れた一因に俺がいるからだ。俺が城があった場所から家を壊すのをいとわずにモンスターたちを引き寄せたからな。それはあそこで最善策であったから誰も何も言わないだろう。何か言って来れば、あそこでどう行動するのが正解なのか聞きたいくらいだ。


「これから、どうすれば良いのでしょうか」

「これからって、どうするも何も復興が先だろう。それ以外に何があるんだ?」

「それは分かっています。ですが、これから王族として、どう国民に向き合えばいいのでしょうか。王族として国民を不安にさせ、家まで失わせてしまいました。これほどの失態はありません。きっと、国民は怒っているでしょう」


 こいつはまた理想ばかりを見ているのか。俺がさっき言ったばかりだろうが。理想と現実は違っているし、理想通りに行く方が少ないに決まっている。理想に埋もれるより、現実でどう問題を解決していくことが大切だろう。


「バカ王女、すべてがお前のせいなわけがないだろう。悪いのは攻めてきた誘拐犯一味だし、お前は悪いことをしていないだろうが。少しはその悪い頭を良くしたらどうだ?」

「・・・・・・私への暴言なんて、面と向かって言える人はあなたしかいませんよ、バカ騎士」

「それはどうも。バカ王女に払う礼儀などないからな。俺に礼儀を払わせたければ、バカを直すことから始めればいい」

「バカだバカだと、うるさいですよ。・・・・・・でも、ありがとうございます」

「・・・・・・ん」


 どうやらバカ王女のくだらない考えはどこかへと飛んでいったようだ。今はそれで良いだろうし、これからどうこの惨状を起こした犯人を見つけることを考えるべきだろう。まだアンジェ王国にモンスターを送り込んだ奴を見つけていないからな。それに、まだ元の世界だと高校生くらいの女の子に、国の未来を背負わせるには早すぎる。


「テンリュウジさんは、どうしてこの国が狙われたと思いますか?」

「そんなことは分からない。だが、神器所有者に対抗するためのモンスターたちであったことは確かだから、神器所有者を狙ってきたのか、それともアンジェ王国を狙う際に神器所有者を狙ってきたのか。とにかく、主犯を探さない限り何も解決することはできない」

「ですが、完全に打つ手はありません。誘拐犯は人間ではなくモンスターで、そのモンスターたちもすべて倒さざるを得ない状況になってしましました。もう手掛かりは何一つなく、犯人を捜す術がありません」


 確かに、バカ王女の言う通り普通なら探す術はないだろう。だが、神器無効化なんてふざけた能力を作り出したやつが、この国の近くにいる可能性は高いだろう。前野妹たちが前に見つけた洞窟みたく、他にもある可能性はある。


 瞬間移動などの移動手段を持っているのなら、ここら辺で研究室を作らなくても良いだろう。ここら辺を隈なく探せば、見つかるかもしれないが、それも時間がかかって探していることがバレて逃げられてしまうかもしれない。そうなる前に一手で見つけたいものだ。・・・・・・いや、あるにはあるか。だが、正直精神的に疲れるからやりたくはない。


「それをこれから考えればいい。今はとにかく他の人と合流することが先だ」

「そうですね、今は急ぎましょう」


 俺とステファニー殿下は、少し早歩きでフローラさまたちがいる場所に移動し始めた。これから敵を発見して倒したとしても、ここから国を復興することは簡単なことではないだろうな。




 壁際に近づくにつれて、人々が城の方に歩いてきているのが見えた。その顔は、不安や絶望、悲しみや怒りなど負の感情で溢れかえっていた。概ね俺が予想していた顔をしているな。この現状を見てその顔をしないのは、これ以上の惨状を見てきた人間か、何とも思わない人間なのだろう。


 人々が見え始めて歩くこと数分で、俺は目的の人であるフローラさま、ニコレットさん、ブリジット、サラさん、そしてルネさまのお姿が見えた。何だか最近全然話していなかったから、フローラさまたちを見ることが久しぶりに感じる。ルネさまとニコレットさんに関して言えば、話すのは本当に久しぶりだ。


「アユム!」


 フローラさまは俺の姿を見て大きな声を出して俺の方に駆け寄ってこられた。俺もフローラさまの方に駆け寄って行き、フローラさまは俺に抱き着いてこられた。フローラさまが顔を俺の胸部に埋めてしばらく俺に思いっきり抱き着いてこられた後に、俺の方を上目遣いで睨めつけられた。


「もう、早く終わらせなさいよ。おかげで私は寝れずに疲れたわ」

「それはすみません。誰かさんの邪魔さえなければ、もう少し早く終わらせれる予定だったのですが」


 俺はそう言いながらこちらに歩いてきていたバカ王女の方を向いた。バカ王女はその言葉が聞こえていたようで、俺のところで止まって少し怒ったような表情をして口を開いた。


「誰かさんとは、私のことですか?」

「おや、ご自覚があったのですか? それならもう少し考えて動いてほしかったですよ、バカ王女?」

「それは失礼しました。私がわがままを言ってしまったばかりに。ですが、これくらいのわがままは許してくれますよね? バカ騎士?」

「わがままには限度がありますよ?」

「これくらいのわがままを許容できないで、騎士を務められるのですか?」

「少なくとも、フローラさまの騎士は務められましたけどね」

「私は王女ですから、わがままの規模が違います」


 バカ王女とくだらない問答をしていると、フローラさまが俺の足を踏んでこられた。何かと思うと、フローラさまが険しい表情をしていた。この状況で険しい表情をする理由は・・・・・・、俺がバカ王女に無礼を働いているからか? だから険しい表情をされているのか?


「アユム、ちょっと来なさい」

「はい」


 バカ王女から少し離れた位置にフローラさまによって連れてこられた。何? 怒られるのか? いや、そんな雰囲気でもないから、怒られるわけではないか。じゃあ、何で俺はここに連れてこられたのだろうか、全く分からないぞ。


「一体、何をしたの? 何をしてあんなにステファニー殿下と仲良くなっているの?」

「仲良く、ですか? 自分は仲良くしているつもりはありませんよ?」

「あの会話は、誰がどう見ても仲良く会話しているようにしか見えないわよ。それに、あのステファニー殿下があんな風にお話しさせるなんて考えられない。・・・・・・私の言った言いつけを守ったの?」

「まさか。自分は王女殿下に時間を使うほど暇ではありません」

「・・・・・・それもそうね、ステファニー殿下を好ましく思っていないアユムが自分から何かするわけがないわね。でも、絶対に何かステファニー殿下に言ったわよね?」


 あぁ、そうだ。俺は確かにステファニー殿下に言った言葉がある。・・・・・・よく考えたら、あの言葉は俺がフローラさま以外の女の騎士になる、ということだよな? そんなことフローラさまに言ってしまえば、絶対にキレられるな。だけど、それは甘んじて受ける。言ってしまったのは事実だし、自分の軽率な考えが及ぼした結果だ。


「まぁ、その、確かに――」

「ステファニー!」


 俺が言い淀みながら罪を告白しようとしたところ、野太い声が俺の言葉を遮った。野太い声の主は、現国王であった。現国王はステファニー殿下の元へと走ってきてステファニー殿下の両肩を掴んだ。


「大丈夫か⁉ どこも怪我をしておらんか⁉」

「は、はい。大丈夫です、おじいさま」

「本当に大丈夫か⁉」

「はい、テンリュウジさんが守ってくれましたので、どこにも怪我はありません」

「そうか。・・・・・・息子夫婦に続いて、お前までなくすかと思ったぞ。心配させないでくれ」

「勝手な行動をしてしまって、すみません。もうこのようなことはしません」


 そう言えば、現国王のお子さん、ステファニー殿下の両親はどうしたのだろうか? 国王の話からすれば、もう亡くなっているのか? 全く聞いたことがないし、興味がなかったから知らない。それにしても、ステファニー殿下はやはりバカ王女だな。こいつ、勝手にあそこに残っていたな。現国王をストレスで殺す気なのか?


「アユムくん、我が孫を守ってくれてありがとう。本当に、君には感謝してもしきれない」


 ステファニー殿下の元から俺の元に来た現国王が、俺に頭を下げてお礼を言ってきた。頭を下げてお礼を言ってくるのは良いが、立場と場所を考えてくれたらより良かった。ここは国民が見ている場所であるから、ここではぜひ頭を下げてほしくなかった。


「頭を上げてください。お礼を言われるようなことをしていませんから」


 バカ王女への無礼を差し引けば、俺はお礼を言われるより前に怒られるから、プラスマイナスゼロだ。だから、頭は上げてほしい、というか上げないと迷惑。


「何と立派なことだ。君のような騎士がいるとは思わなかった」


 本当にそういうわけではないんですけどね。そして、それを聞いているバカ王女は何も言わないで、現国王の方を見ている。こいつが訂正してくれればすぐに済む話なんだが、どうして何も言わないのだろうか。


「国王、今はそのような場合ではありません。お礼など後でいくらでもできましょう」

「おぉっ、そうであったな」


 誰かこの状況を助けてくれと思っていたところ、グロヴレさんが現国王のそばに来て、国王に今の話より大事な話を提示してくれた。そのおかげで、国王は元居た場所に戻るために歩き始め、俺とフローラさま、ステファニー殿下もそれに続いた。


 国王やフローラさまがいた場所には、こちらに絶対に目を合わさないルネさまやニコレットさんたちの他に、その近くにいるボロボロになっている前野妹たち、ルネさまたちから離れた場所にいる同じくボロボロになっている稲田、そしてラフォンさんとグロヴレさんの直属の部下さんたちがいた。


 勇者たちがボロボロになっているのは、モンスターたちに神器を無効化されて成す術もなくボコボコにされたからだろうな。俺の順応の力がないと、神器無効化を無効化することはできないだろう。それをできるのは、辛うじて前野妹だけか。ジュワユーズの≪成長≫がどこまで成長するのかは分からないが、それがあれば無効化することはできると思うがな。


 それよりも、どうしてここに人が集まっているんだ? ここにこんなに集まる意味があるのか?


「さて、ラフォンくんがこの場にいないことは仕方ないとして、私たちだけでこれからのことについて話し合うことにしよう」


 これからのことを、話し合う? えっ? 今ここでか? それならこの場にいる人のことに説明が付く、わけではない。国王と勇者たちは分かるが、フローラさまたちは関係ないだろう。それに乗じて俺もこんな場所からおさらばしたい。


「私はあなたをここに呼ぶために呼ばれたのよ。アユムは私がいないとここに来るつもりはなかったでしょう? そういうことよ」

「何か、すみません」


 俺の表情で察したのか分からないが、フローラさまが俺の耳元でフローラさまがここにいる理由を教えてくれた。俺は思わず謝ってしまった。だが、本当のことだから仕方がない。俺はフローラさまとルネさまたちを守るための騎士であるから、この場にいるつもりはない。


「別にいいのよ。ただ、私がアユムと一緒という言い方が気に入らないわ。アユムが私と一緒なのよ。全く、それくらい分からないのかしら」


 フローラさまはこの場にいること自体、特に文句はないらしいが、ここに呼ばれる際の言葉が気に入らなかったらしい。でも、俺がフローラさまに付いて行っているのだから、そこは間違いで、フローラさまが怒るのは無理ない。誰がそんなことを言ったのだろうか。


「昨夜はみな、ご苦労であった。特にアユムくんには感謝しきれないほどの活躍だった。この騒動が終わった後、それ相応の褒美を用意しておこう」

「はい、ありがとうございます」


 特に褒美とか期待して取った行動ではないから、気にしなくても良いんだけど、もらえるものはもらっておく。それよりも、国王は何か考えているような口ぶりだな。その考えというものを聞こうか。


「私は、かねてより考えていた周囲の一斉捜索を今すぐにでも始めようと思う」


 まぁ、今すぐにでも始めた方が遅いよりかは良い。だが、この状態でどれだけの人間をどれだけ効率よく動かせるかが問題だ。先のモンスター大量発生でほとんどの人が疲れているだろう。疲れていないのは俺とラフォンさん、グロヴレさんの三人くらいか。他の人は疲労の色が見えている。


「ですが国王、今の冒険者や兵士の体力では一斉捜索は無理だと思われます。今万全の状態で戦えるのは、私とテンリュウジくん、ラフォンだけです。それ以外の者はしばらくの休息が必要です」

「だが、それでは敵に猶予を与えてしまう。いつまたこの国に攻めてくるか分からないぞ」

「例えば、私とテンリュウジくんとラフォンで周囲の捜索をしたとしましょう。そうなればこの国を守れるものがいなくなります。この国の周囲となれば、実力が伴っている三人でも足りないところですし、この国の周囲にいるかどうかも分かりません。それでも一斉捜索をしろと言われるおつもりですか?」

「うっ、・・・・・・そうではあるが」


 国王の発言に、俺が思ったことと同じことをグロヴレさんが突っ込んでくれた。それを言われた国王は黙り込んでしまったが、考え自体には賛成だ。それをこの国の現状を考えてどうするかが問題だ。


「国王には二つの選択肢があります。一つは敵を一掃するために外に戦力を割くこと。もう一つはこの国の守りを強固にすることです。私は今の手札では後者に賛成です。今は国民や兵士たちが非常に疲れています。この状態で前者を続ければ、必ずどこかで国が壊れてしまいます。どうなされますか?」


 グロヴレさんが言っている言葉は、問いかけるように見せてこの状況は守りを固めるべきだと言っているようなものだ。俺も危険を冒して攻める必要はないと思う。だけど、国王の言い分もやるべきだと思っている。それを両方叶えることができるのは、俺だけだろう。俺の手札にはその二つを両立する札がある。


 ここで守りに入って、敵を逃すのは痛い。だが、スキルを使って疲れるのも嫌だが、そうは言っていられないだろう。・・・・・・やらないとダメか? フローラさまたちの安全を考えるのなら、やるべきだろう。


「アユム、何か手があるんでしょう?」

「はい?」


 俺が言い出そうかと悩んでいると、フローラさまが俺に声をかけられた。その言葉に、他の人たちも俺の方へと注目してきた。えっ、そんなに分かりやすい表情をしていただろうか。もしかしたら俺は過去一番に間抜けな表情をしていたかもしれない。


「アユムの考えていることなんて、分かるわよ。いつも見ているんだから。それで、どんな手を考え付いているのかしら?」

「・・・・・・自分の≪完全把握≫を死ぬ気で使えば、国の周囲を感知することができます。そうすれば、もし敵の拠点が近くにあるのならば自分一人で発見することができます。近くになければ、もうそれはお手上げですが、最悪、近くにあるかどうかは知ることができます」


 俺がそう言うと、この場にいる全員が黙ってしまった。・・・・・・何か言ってほしいんだけど。じゃないと俺がすべったみたいな雰囲気になってしまう。俺は別にギャグを言ったつもりはないし、至って真面目なんだが。


「て、テンリュウジくん。この国全域でもすごいと言うのに、周囲まで感知することができるのかい?」

「はい、死ぬ気でやれば。順応を繰り返して時間があれば、シャロン家まで感知することはできると思いますが、今回はこの国の周囲なので時間はかからないと思います」


 まぁ、最初はきついことこの上ないと思うが、順応すればこちらのものだ。最初さえ我慢すれば、この国の周囲にいるかどうかを感知することができる。


「・・・・・・アユムくん、先のモンスターの件が終わったばかりで申し訳ないが、もう一仕事してくれないか?」

「はい、やってみせます。こんな状態でフローラさまやルネさまたちが安全に学園生活をお送りすることができませんから」


 国王から頼まれたことだし、もう一仕事、いや、見つけたらまだまだ仕事はたくさんあるが、あれもこれもすべては俺が守るべき主たちのためにするのだ。・・・・・・さぁ、見つけ次第殺しに行くことにしよう。

全然第四章の佳境をむかえられません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 前回に続いてバカ王女とバカ騎士の会話のやり取りが、読者としてとても楽しくなってきました。 今回、アンジェ王国へモンスターを送り込んだ犯人もいろいろと手が込んでますね! 勇者と稲田がボロボロ…
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