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75:騎士と封印の地。⑥

気づきました。この章も絶対に二十話では終わりません。なぜなら、この封印の地は序盤も序盤と考えていた話なのですから。

 身体中に矢を放たれた稲田を回復させるために、一旦休憩を取ることになった。さすがに全身矢を撃ち込まれて歩き続けることはしないらしい。これから先もどうせ役に立たないのだから、置いて行けばいいのにと思いながらも、俺はフローラさまたちと一緒に休憩していた。


「ねぇ、アユムくん」

「はい、どうされましたか?」


 休憩している中で、ルネさまが俺に声をかけてこられた。この場でルネさまが俺に声をかけてこられる見当がつかない。何かあったのだろうか。


「アユムくんはあの人たちのことが、そんなにも嫌いなの?」

「あの人たちとは、勇者のことですか?」

「うん、そうだよ」


 あぁ、そうか。俺の過去についてはルネさまにお伝えしていなかった。俺の過去を詳しく知っている人はフローラさまだけか。他の方たちには、俺が異世界から来たとかくらいしか話していないから、俺がこんなにも勇者たちのことを毛嫌いしていることが気になられたのだろう。


「はい、とても嫌いです。正確に言えば、女の勇者たちが嫌いなだけで、男の勇者は特に嫌いという感情はありません。ただ、目障りだと思っているだけです」

「そうなんだ。・・・・・・どうして嫌いか聞いて良いの?」


 ルネさまが遠慮がちに聞いて良いかと仰られたが、話しにくい内容なのは本当だが、ルネさまがお知りになりたいのならルネさまに俺の過去を伝えるつもりだ。今まではフローラさまにしかお話ししていなかったが、この機会だから、俺の過去を他のみんなにも知ってもらうのもありかもしれない。


「はい、大丈夫です。あまり気にしていることではないですから」

「それなら休憩がてらに聞かせて?」


 ・・・・・・ここでか? ここは本人たちもいるし、あまりラフォンさんならともかく、ラフォンさんの直属の部下の二人にあまり聞かれたくない話だ。聞かれたくない話というか、知らない人に俺の事情を話すつもりがないだけだ。


「すみません、ここでは人の目がありますので、帰ってからでもよろしいですか?」

「あ、うん、そうだね。こんなところでアユムくんの話をするべきではないよね。ごめんね、気が付かなくて」

「いえ、ルネさまが謝ることではありませんのでお気になさらず。これは自分の我がままですから」


 ルネさまが申し訳なさそうな表情をされたから、何だか申し訳ない気分になってきた。だけど、こんなところで話すことは俺の精神的によろしくないから、こうするしかなかった。だが、俺としてはいい機会だと思っている。俺が守りたい人に、俺のことを知ってもらいたいと思ってしまう。


 それで、俺への感情が変わってしまっても良いと思っている。守る、守られるという行為は、一定以上の信頼関係があって初めて生まれる。停滞なんていらない。人間は進まないといけない生物だ。まぁ、どう思われても俺はルネさまをお守りし続ける。そこには守られるという行為がない、ただの自己満足に変わり果ててしまうだけだ。


「・・・・・・アユムくんにも、あまり話したくないことがあったんだ」


 そう言葉を放ったルネさまの表情は、どこか嬉しそうなものであった。ルネさまにも何か話したくないことでもあるのだろうか? まぁ、この世界に生きているんだから話したくないことの一つや二つはあるだろう。それを、解決するなんておこがましいことは言わない。気が楽になればいいなと思うくらいだ。


「ルネさまにもおありですか?」

「うん、少しだけあるよ。アユムくんがアユムくんのことを教えてくれたら、私も教えてあげる。それでお相子だね」

「・・・・・・はい、聞かせていただきます」


 ルネさまが言いたくないのなら言わなくていいと思ったが、ルネさまは話したいと思って良そうだと予想して答えた。その答えは、満足そうに頷くルネさまを見て正解だと確信した。変な空気にならなくてよかった。


「アユム」

「今度はニコレットさんですか。どうしましたか?」


 ルネさまが満足そうな顔をしながら俺から離れると、次にニコレットさんが神妙な面持ちで俺の元へと来た。ニコレットさんも俺に何か話したいことでもあるのだろうか。今はそんな雰囲気なのだろうか。次はサラさん辺りか?


「ルネさまのことを、頼んだぞ」


 他の人に聞かれないように、ニコレットさんは俺の耳元で小さな声で話してきた。ニコレットさんが言っていることは、さっきルネさまが言っておられたことか?


「それって、ルネさまがさっき言っておられたことですか?」

「そうだ。ルネさまも悩みを持っておられるから、フローラさまの時のように任した」

「任したと言われましても、そんな気の利いた言葉をかけられるほど格好よくはありませんよ?」

「そんなことは分かっている。気の利いた言葉よりも、寄り添ってくれるだけで良いんだ。それだけで救われる。アユムはルネさまが・・・・・・」


 ニコレットさんが言葉を途中で止めた。不思議に思いニコレットさんの方を見ると、ルネさまの方をチラリと見て俺に視線を戻した。俺はルネさまが、何だ⁉ 気になるな。早くその言葉の続きを聞かせてくれないだろうか。何か大事なことではないのだろうか。


「・・・・・・いや、この言葉は私から言う言葉ではない」

「えっ、気になるんですけど」

「それはご本人から聞くことだ。私からはこれ以上何も言わない」

「・・・・・・分かりました。これ以上は聞きません」


 頑なに続きを話す気配がないニコレットさんだったので、俺はすぐに続きを聞くことをあきらめた。ルネさまが俺に何か思っていることでもあるのだろうか。何か良くないことなら、ルネさまご本人から聞くことはやめたいところだ。


「ねぇ、何を話しているの?」

「ッ! い、いえ、特には」

「そうです。アユムからあいつらのことを聞いていただけです。それでは、私はブリジットと話してきます」


 ルネさまが不思議そうな顔をして俺とニコレットさんの傍に来た。俺は少し驚いたが誤魔化してニコレットさんに至ってはこの場から逃走するというあるまじき行為に走った。別にルネさまと話すことが嫌ではないから良いんだけどね。


「ッ! いってぇっ」

「まだ動かないで。傷が癒えてないから」


 勇者たちとステファニー殿下がいる場所から、稲田の声が聞こえてきた。稲田は痛いのにもかかわらず無理に身体を動かそうとして傍で治療している前野姉に止められている。矢で貫かれる重傷を負えば、さすがに神器と言えど数十分では治せないか。完治させていないが、それでも傷の治療はほぼ終わっている。俺だったら一瞬で終わるけどな。


「ふざけんなよっ・・・・・・ッ!」


 そう言って立ち上がった稲田は傷んでいる身体を無視して一直線に俺の元へと走ってきた。その後ろからは前野姉が追いかけているが、今度はどんなことを言ってくるんだよ。いい加減突っかかってこられるのも疲れたぞ。


「お前、一体どんなチートを使ってんだよ。あんなことをお前ができるはずがないだろうがッ」


 よろよろとした身体で俺の胸倉をつかんでくる稲田。何を言っているのか全く分からなかったが、こいつは俺が何かチートの道具を得てこの力を得たと思っているんだろう。まぁ、この≪順応≫が付いた武器とその順応が生かせる死んでもおかしくない環境が、俺にとってのチートかな。そんなことはどうでも良いが、この手は気に食わない。


「どうでも良いが、お前に胸倉をつかまれる筋合いはないんだよ。さっさと放せ」


 俺はそう言いながら稲田の腕をつかんで軽く力を入れた。すると稲田からとてつもなく大きな悲鳴が上がった。


「いッ、たあぁぁぁぁっ! 痛いんだよ! 早く放せよ!」

「放せ? 何を言っているんだ? 放してください、お願いしますだろう?」

「良いから早く放せ! いたいいたいいたいっ! 放せッ!」


 俺の腕から逃れようと俺を殴ってきたりするが、全然俺には効かずに痛さだけが増すばかりだろう。涙まで流し始めている。だが、俺は放さない。今までは害がなかったから放置していたが、このまま付け上がっていると害がありそうだ。ここいらでしつけとかないと。


「ほら、早く言えよ」

「ッ! ・・・・・・ぃったぁっ」


 痛みでもはや何も言葉を発せなくなっている稲田だが、俺は力を緩めない。決して、これまでの積もりに積もった恨みがあるからとかではない。ただ、こいつが邪魔だなと思っているだけだ。いてもどうしようもないだろう。


「やめて! コウスケをイジメないで!」


 止めに入ってきた前野姉が俺の腕をつかんできてそう言ってきた。こいつに触られるだけで虫唾が走る。触んじゃねぇよ、気持ち悪い。


「アユムはこんなことをする人じゃないよね? リサは知っているよ? アユムが優しいってこと」

「・・・・・・知っている、だと?」


 前野姉が言ってきた言葉の中で、知っているという言葉が気に食わなかった。知っているのなら、どうして俺がお前らが嫌いなのも知っているし、今お前に触られていることが気持ち悪いと思っていることも知っているということだよな? よく俺の前でその言葉が使えたな?


「チッ!」


 前野姉から触られていることが苦痛だったから、稲田の腕をつかんでいる手を放して前野姉の手を振りほどいた。前野姉は無理やり振りほどかれて体勢を崩して尻もちをつき、俺の手から解放された稲田はうずくまっている。・・・・・・やっぱり、こいつらと関わりたくない。俺の逆鱗に一々触れてくるから、どうしようもない。


「くそがっ・・・・・・絶対に許さないぞッ」


 稲田はふらふらと立ち上がって俺に殴りかかってきた。俺はそれをルネさまと共に軽く避けて稲田の拳は空を切った。その反動で上手く受け身を取れなかった稲田がその場に倒れ込んだ。だが、稲田が倒れた場所から光が漏れ出してきた。


 その光はどんどんと大きくなり、俺とルネさま、そして稲田と前野姉を包み込むように大きくなっていく。俺はその光からルネさまと一緒に離れようとするが、完全に魔法の対象が確定しているためどうしようもなかった。クラウ・ソラスを出現させて≪断絶≫を使用しようとするも、スキルは間に合わずに俺たちは大きな光に包まれた。その際に、何かが俺の傍に来た気がした。




 光が収まると、先ほどと同じ場所ではあるが、俺の周りには一人を除いて誰もいなかった。あの魔法陣は強制転移魔法陣だったのか。フローラさまたちと引き離されてしまったが、俺と一緒にいたルネさまがどこにもお姿が見えない。どうして、俺の傍にはルネさまではなく、ラフォンさんの直属の部下である青髪の双子の片割れがいるんだ。


「どうしてあなたが飛び込んできたのですか?」

「別に、好きで来たわけではない。勘違いするな」


 その言葉をもっと感情をこめて言ってくれたのなら、ツンデレキャラとして認定していたところだが、冷たい声音で言われるとツンデレとかではないと嫌でも分かる。この人は全財産を俺に賭けた人ではない方か。きつい物言いですぐにわかる。


「私は騎士でありシーカー。探索を得意とする騎士だ。私がフロリーヌさんに同行した理由は、魔法罠によって離れ離れになった時に合流できるようにするため。だから私はお前と一緒に転移させられたことになる」


 探索を得意とする騎士もいるのか。強さは人の数だけ千差万別。俺は何かを壊すという強さを持っていれば、この青髪の女性のように探索という強さを持っている。俺の壊す強さより素敵な強さだ。そんなことを思っている場合ではなかった。俺はルネさまを探さないといけないんだった。


「あの場で魔法陣で飛ばされたのは、自分とルネさまと稲田と前野と・・・・・・あなたの五人でしたね」


 そう言えば、目の前にいる青髪の女性の名前を知らないから、名前を言い出せずにあなたと表してしまった。だけど、知らないのだからしょうがない。そんなに接点があるわけでもないから、自己紹介をするまでもないしな。


「フロリーヌさんの直属の部下、ルミア・マユ。覚えておけ」

「ご丁寧にどうも」

「さっきの質問の回答だが、そうだ。私たち五人が強制転移させられた。しかも、転移させられた先で二手に離されてしまった」


 二手? もしかして。そう思って俺は≪完全把握≫を行いルネさまがどこにいるのか探し始める。あまり遠く離れていない場所におられたが、そこには稲田と前野姉が一緒のようであった。くそっ、あいつが近くにいては、ルネさまの身が危ない。


「自分はすぐにルネさまの元に向かいます。マユさんはどうなされますか?」

「もちろん私も一緒に向かう。これ以上別れられては困る」

「はい。では向かいます」


 俺はルネさまの元に走り始めた。だが全く道が分からないため、ルネさまがいる方向を目指していくしかなかった。道が真っすぐになっていないため、進んでいるのか遠くなっているのか分からない状況に陥っている。一直線にルネさまの元へと続く道を作りたいと思ったが、それはここが崩れる可能性があるからできない。


「・・・・・・くそ」

「焦っていては普段考えられることも考えることができない」


 全然ルネさまの元にたどり着かないから俺は少し焦り始めた。そんな俺の焦りから出る呟きをマユさんが拾って注意してくれた。分かっているが、頭の中ではそのことでいっぱいで余裕が生まれてこない。俺は少しでも落ち着かせるように深く呼吸をするようにした。


「焦らずとも、先には進んでいる。焦っても何も解決しないのだから、焦るな」

「分かっています」

「いいや、分かっていない。その証拠に呼吸が少しだけ浅く速くなっているぞ? 何を焦ることがある、騎士王なのだろうが。それとも騎士王は焦らないと主を助けられないのか? そうではないだろう。騎士ならどんな時でも冷静でいろ」


 マユさんの言葉を聞いて、俺は一旦深呼吸をして少し落ち着いた。ルネさまが危険な状況にあるのだから、俺は冷静にしておかなければならない。どんな場面でも対処できるように。話しにくいと思っていたマユさんから諭されるとは思ってもみなかった。


「ありがとうございます」

「落ち着いたか? それならいい。このくらいで落ち着きを乱されるような精神では困る」


 そうだ、俺は騎士でその場にいるだけでご安心させる存在でなければならない。俺が焦るということは、主にもその焦りが伝わって不安にさせてしまうかもしれない。今は、とにかく一刻も早くルネさまの元に向かうことだけを考える。焦りはない。ルネさまの身に何かあれば、など考えるよりも先にたどり着けばいい話だ。


「早くたどり着きたいので、≪魔力武装≫を使います」

「焦っていないのならそれで構わない。私はお前につかまって付いて行くだけの話だ」

「はい、分かりました」


 俺は全身から白銀の光を放ち、純度百パーセントの白銀の鎧を纏った。そしてマユさんが俺の背後に抱き着いてきたことを確認して、俺は周りが壊れない程度の速度で走り始めた。というか、マユさんが遠慮なく抱き着いたことに驚いてしまった。何でそんな遠慮がないんだよ。まぁ、悪いことはないから良いんだけど。


 俺とマユさんはルネさまを目指してひたすらに進んで行く。スキルを使っているため先ほどよりも格段に速くルネさまの元に着々と進めている。・・・・・・ルネさまと前野、そして稲田が一緒の場所にいるのが分かっており、そして今ルネさまに稲田が近づいているのが気配で理解できた。


 それを感知した俺は、感情を押しとどめながらも限界を超えない程度で速度を上げていく。この先に見た景色が、俺の想像しているものと同じものなら、俺は稲田を殺さないといけない。そうならないことを祈っている。


 そう思いながら、とうとうルネさまとの距離はすぐ近くになったが、行き止まりに行きついてしまった。この先にルネさまがいるというのに、こんなところで逆戻りかよ! くそがっ!


「少し待て。この壁は他の壁とは違う」


 俺が元来た道を戻ろうとすると、背中にいたマユさんが俺から降りて行き止まりの壁に触れてそう言ってきた。俺もその壁に触れると、確かに他の壁とは何かが違うことに気が付いた。しかも、この壁には魔法がかけられている。


「おそらく、私たちとあいつらが合流するためにはこの壁を突破しないといけないようだ。・・・・・・しかし、さすが五聖賢が仕掛けた魔法。これを壊すとなれば一筋縄ではいかないようだ」


 俺でも分かるほどに、魔力が込められており何重にも魔法がかけられている。これを壊すのは骨が折れる作業だろう。もしかすると解除するための方法があるのかもしれない。だが、そんなことをやっている場合ではない。五聖賢だろうが何だろうが、俺を邪魔するものはすべて壊す。そう思っていると、壁の向こう側から声が聞こえてきた。


「や、やめて・・・・・・、こないで」

「いい加減観念しろ。今に気持ちよくしてやるからな」


 ルネさまと稲田の声だ。ルネさまが後ずさって、稲田がそれを追い詰めているのだろう。気配で分かる。俺はすぐにこの壁を壊す準備に取り掛かる。魔力武装をしている状態で、≪剛力無双≫を一瞬だけ全力を出せるようにする。この壁を木っ端微塵にしてルネさまに被害が及ばないようにするためにだ。


「アユム、助けてっ」

「お前の大好きなテンリュウジは来ねえんだよ。大人しく俺のものとなれ」

「いや、いやぁッ!」

「大人しくしろよ、余計に痛くなるだけだぞ?」


 ・・・・・・ルネさまが稲田に追い詰められている状況だが、俺はやけに冷静になっている自分がいることに気が付いた。一周回って感情が無になったのかと思ったが、稲田への殺意が心の中で埋め尽くされている。人は殺意しかない時、こういう感情になるのか。あぁ、頭がスッキリしているから気分が良い。


 準備ができて剣を構えると、俺が纏っている白銀の鎧が黒い模様で覆われており、クラウ・ソラスも微妙に黒みを帯びているのが分かった。そんなこと、今はどうでも良いか。


「≪一閃・瞬粉≫」


 俺は対象を一瞬で粉々にする技を使い、硬いであろう壁を難なく粉々にして通れると分かった瞬間に俺はルネさまがいる場所に突っ込んでいった。そこには、服を破って半裸にされているルネさまと、ルネさまの服を破っている稲田、そしてルネさまを拘束している前野姉の姿があった。その光景を見ても、俺が斬る対象はただ一つ。


「死ね」


 俺は迷わず稲田に斬りかかり、稲田の腕を斬り飛ばした。

何と、総合評価が千を超えました! ありがとうございます! これからも頑張って行きたいと思います!

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― 新着の感想 ―
[一言] 気付いたら全部読み終わっていた。 面白いです。続き期待して待っております。
[良い点] ・アユムが騎士を極めるために必要な精神的な成長がありましたね。 ・ルネさまとアユムの会話のやり取りが特によかったです。 ・いちおう勇者で償還されたのに、やりたい放題の稲田…  もうカウント…
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