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笑うサモエドと能面勇者  作者:
少年期
5/13

サモエド、狩る

 さて、少年が走るのに飽きた頃。

 時間帯もいい感じだったのでいつものように野宿の準備を進めていたのだけど。


「この辺、野草類が少ないな」

「わぅん」


 臨時拠点の焚き火を中心に少しだけ周囲を探索していた折、少年が微妙に顔を顰めながらそう言った。ましろも同意の声をあげる。

 ちなみに、焚き火の火種は例によって例の如く少年の魔法だ。この子、真面目にサバイバル目的以外で魔法使えないんだろうかって心配になるレベルで魔法使わないんだよね。なんか理由あるのかなぁ。……無い気がするなぁ。


「きのこは……ましろ、これ食えるか?」

「ヴヴー」

「ダメか。んー、これは思ってたより食材が無いかもしれんな……」


 例によって例の如く、野草やきのこ類が可食か否かはましろの鼻で判断してる。毒の匂いは特徴的だからわかりやすいのだ。少年が示したきのこは一見無毒そうな見た目をしているくせに猛毒なやつだったのでアウト。たぶん食べたら死ぬ。


 あの首長竜さんの湖周辺は食料が豊富だった。だからこの森は豊かなんだろうと思ってたんだけど、どうも考えてたのと状況が違うみたい。


「完全に油断した。もうちょっと食材採っておくんだったな」

「わふ」


 少年が苦い顔で後頭部を掻く。

 そうだね。でも三日くらいなら持つ量はあるからたぶん大丈夫じゃないかな。いっぱいありすぎても腐っちゃうし。食材があるうちに人の痕跡見つけれたらなお良し。お肉は普通に取れそうだし、飢え死にすることは無さそうだ。

 とは言っても食料はあるに越したことはない。探索できるならしとくべき。


「あー、ここも荒らされてるのか。根こそぎだな」

「ぶぇー」


 この辺りで散見する、土を掘り返したような跡を見つけた少年が顔をしかめた。

 それは、端的に説明するなら何者かに食い荒らされた植物の跡だ。何か固いもので根っこを掘り返して食べているようなのだが、その範囲が尋常では無い。かなり大きな動物らしい。

 この辺り一帯がそいつの縄張りのようで、犬の優れた嗅覚は謎の巨大動物が撒き散らしたニオイを敏感に感じ取っていた。ましろちゃんの敵では無いレベルなので問題ないっちゃないのだが、少年の戦力が未知数すぎるので、できれば安全にいきたいところ。接敵はできるだけ避けたい。


 今のところ近くにいないみたいだし、ニオイや痕跡も何日か前のだから、ここに長居しすぎなければ大丈夫でしょ。糞も見当たらないし。

 少年も同じような考えなのか、嫌そうな顔をしつつも野営地を変える気はない様子。食材の追加を諦めて、野営地へと足を向けた。


「ましろ、帰るぞ」

「わふ!」


 足早な少年のあとを尻尾をふりふり追いかける。最近すっかり飼い犬根性が染み付いてきた気がするなぁ。


 今日の夕飯は、爆走の合間に仕留めた丸鳥。丸々肥えてて美味しいやつだ。羽をむしってそのまま焼くだけの豪快すぎる調理でも美味しいんだからすごい鳥さんである。とてもありがたい。内臓まで美味しくいただけるのだから恐れ入る。

 付け合わせはキノコの串焼き。超シンプルだけど、味はいい。

 塩? ないよ。ある程度は食材から摂取できるから早急に問題にならないけど、少年の健康を考えると早めに入手したいよね。


「ふー、ごちそうさま」

「あーふ」

「はは、デカいあくび」


 夜闇に焚き火の灯りが仄暗く浮かび上がっている。

 鳥の骨や少年が食べれない部分はましろのお腹に消え、木串は燃やせばゴミも出ない。うーん、エコロジー。


 日が暮れて辺りが暗くなり、お腹がいっぱいになったらあとは寝るだけだ。

 湖時代は、少年が焚き火の灯りを頼りにかごの修理したり、よくわかんない道具作ったりして結構遅くまで起きてたりもしたけど、今は移動中だからね。なんだかんだで体力も消耗してるし、寝るに限る。


 というわけで、今のましろのお役目は少年の枕になることである。これ大事なお役目だから。いくら性格がアレでも少年を土の上で寝かせるとか言語道断だから。

 少年が神に愛されてるレベルの美少年かつ肉体年齢的には幼い子供だってこと、一緒にいてもたまに忘れるんだけどね!!!


「くぅ」

「ん、おやすみ、ましろ」


 比較的軟らかな草が生えた場所に寝そべったましろちゃんに身体を預けて、少年が目を閉じる。初めのうちはましろちゃんを枕にすることに戸惑ってたんだけど、今とは無遠慮に身体を預けてくれる。うーん、黙ってれば文句なしの美少年。


 おやすみとは言ったけど、少年って目を閉じてもなかなか寝ないんだよね。

 ゆったりころころ身体をひねって寝心地のいい場所を探し始めたら、少年が寝入る合図だ。それまではましろちゃんのもふもふばでーを無意味に撫で回したり、胸元のやわらかい毛に手を突っ込んだりしてくる。ちなみに、本人に飼い犬が寝る邪魔をしている気は皆無だ。たぶん無意識なんだろうな。

 優秀な飼い犬が全身で飼い主を包み、尻尾でゆったり少年の背中を叩いていると寝入るのが早いことに最近気付いた。ましろ的ライフハック。

 寝るのが怖いのかと思ってたこともあったけど、どうも無意識に外敵を警戒してるみたいなんだよね。だからましろちゃんと出会うまで生き残ってたんだろうけど、うーんさすが野生児。


 なので少年が寝てからのましろのお仕事は、少年に近付く危険を排除すること。

 凄腕狩人ましろちゃんを積極的に襲おうって輩はあんまりいないけど、皆無ではない。少年もいるし。毒ヘビとか虫とか案外危ないのだ。


 そんな感じで夜を過ごしてるんだけど、この日はちょっと様子がおかしかった。


「……?」


 ぴくり、と耳が反応する。まどろんでいた意識が即座に覚醒した。まだ寝ている少年を起こさないようにゆるりと顔を上げる。


 まだ朝日が昇るには早すぎる、夜中と言って差し支えない時間だ。煌々と照る月が夜の森をより暗く浮かび上がらせている。大概の動物は寝ているはずの時間だけど、妙に森がざわついている気がして落ち着かない。

 あと、さっきヒトには聞こえないほど遠くで地響きみたいな音がした気がするのだ。それを裏付けるように、風に乗って微かに油が燃えるニオイが漂っている。本当に僅かなものだけど、ましろちゃん、鼻には自信があるんだよねぇ。


 探し求めてた人の気配、って言っちゃうには、ちょーっとキナ臭すぎる。


「……」

「……ん……」


 少年の背中を尻尾で軽く叩く。まだ起きる必要はないけど、熟睡してると急に起きた時パフォーマンスが落ちるからね、まどろんでる程度にしといてもらいたい。少年がぐずるように身を丸めた。ごめんね、何事もなければいいんだけどさ。


 残念ながら、音とニオイは段々近づいてきてるんだよね。


「……ゥルル」


 喉の奥が鳴った。少年の背中を強めに叩く。上半身を起こしていつでも動ける体勢をとった。少年のまぶたが痙攣し、深かった呼吸が浅くなる。


「……ましろ?」

「……」


 一度深く息を吐き出した少年が呼んでいるけど、声で返事はしない。代わりに尻尾で少年の顔を叩いた。

 その行動の意を汲んでくれた少年が、音もなく身を起こす。そのまま無言で焚き火の残骸を風で吹き散らし、カモフラージュのために周囲の土を魔法で掘り返した。今日見つけた、あの荒らされた植物の残骸みたいに。すごいな少年、頭いい。


「……応戦するか?」

「ヴー」

「なら隠れたほうがいいか。……樹の上でいいか?」


 耳元で囁く少年に、尻尾を振って脛を叩き是と答える。

 途端に少年の気配が頭上へと移動した。そのまま木が生い茂っているほうへと向かっていく。相変わらず身体スペックめちゃくちゃだなぁ。この森の木が異様に大きいからできる芸当なんだろうけど、気配が風と大差無いんだもん。匂いは風で散らしてる徹底ぶり。ほんと、この森に来る前は何やってたんだか。


 さて、少年のほうは大丈夫っぽいので、ましろちゃんは原因を調査します。

 張り出した木の根もなんのその。雪原で走り回ってたましろちゃんにとって、足場が固い森の中なんか悪路のうちに入んないよ。


 それこそ風のように走って行ったましろちゃんが発見したのは、なんだか異常に興奮した巨大猪だった。まじかー。


 この猪、ただの猪じゃない。

 まず大きさが尋常じゃ無い。確か「メガボア」とか言われる巨大猪がいた記憶があるけど、多分それよりまだ大きい。

 そんで、牙の数が異常に多い。8本はあるんじゃない? しかも4本を除いた他の牙が全部琥珀みたいな色してる。

 ましろ知ってる。こういう動物、確実に魔法使ってくる。


「ぶるるる……」


 おーう、めっさ気が立ってらっさる。血のニオイもするし、人間に追い立てられたかな? 猪は夜行性だろうによくやるよ。

 幸いこっちにはまだ気付いてない。風下だしね。

 というわけで、こっちに危害が及ばないように逃げ——……?!


「ブルァァァァアアアア!!」


 は?! なんであいついきなり広範囲魔法使ってきたの!?


 よっぽど気が立っていたのか、巨大猪は突然広範囲に地面からトゲ状の岩を隆起させる魔法を使用してきた。もしかして八つ当たりかな?? 周りにまで被害が及ぶ八つ当たりは真剣にやめてほしい。周囲の木々が倒壊したり砕けたりと甚大な被害だ。

 おかげでましろが隠れてた場所まで被害が出て、自衛のために魔法を使う羽目になってしまった。地面を凍らせてトゲの侵食を防いだの。

 おかげで巨大猪に見つかってしまったんだけどね!!


「ぶぶふぅ」

「ぐるる……」


 こんばんは、月の明るい夜ですね!!

 なんてのんきに挨拶してる場合ではない。

 あいつの目、完全にこっちを殺す気だ。なんだよぉ、八つ当たりで殺されるとか冗談じゃないぞ。

 仕方ない、あんまし乗り気じゃないけどヤるかぁ。ましろちゃん魔法の調節苦手だから、確実に周囲に被害が出るんだけどな。

 とかなんとか思いつつ猪と睨み合っていたのだけど。


「ましろ、引け!」

「!」


 少年の声だ!!

 指示が聞こえた瞬間、少年の声がした方向に走り出した。迷いなんかあるわけない。だってましろに名前をくれたご主人だもん。

 当然、猪もついてくる。なんだかさっきより怒りのボルテージが上がってる気がするんだけど。なんで? 少年に気付いたから??


「いいかましろ、一旦あいつを引き離すぞ。そんで俺が樹上で待ち伏せる。お前は誘導と、俺が攻撃する際の足止めを頼んだ。いけるな?」

「ウォン!!」

「よし!」


 指示を出すために一時的に樹上から降りた少年と並走し、少年の問いに力強く応えた。それに満足そうな頷きを見せて、また樹上へと舞い戻る少年。身体能力どうなってんだマジで。


 さてさて、飼い主さまのご意向にお答えせねばね。


 今まで直線的に走っていたところを、飛び跳ねるように方向転換。猪は身体構造上すぐに方向を変えられないので、一瞬ましろを見失う。

 けれど猪は鼻がいい。意図して隠蔽しなければましろの居場所なんてすぐ見つけてしまう。そんでまた追いかけてくる。今は頭に血が上ってるから、執拗にね。

 これを何度か繰り返すだけだから、時間稼ぎと誘導は簡単。

 あとは少年が待機してる場所まで行って、足止めするだけでいい。

 ふふーん、これが終わったら少年にいっぱい褒めてもらうぞー!


 匂い消しを行ってないので、少年の居場所はすぐにわかる。

 少年の気配が静止した場所に、巨大猪がまっすぐ突っ込むように調整するのがちょっと大変かな。

 まぁ? 天才狩人ましろちゃんが?? ご主人のご意向に沿えないとかありえないんですけどもね??


「ブルルォォ!!」


 さて、怒り心頭の猪さん。

 飛んで火に入る夏の虫、って、こーゆー時に使うんだっけ?


「ましろ、今だ!」

「ぅおん!!」


 暗闇から呼ばれて飛び出しジャジャジャジャーン!

 名もなきサモエド改め、ましろちゃん登場!!


「ブギィ!!」


 目標、突進してくるデッカイ猪みたいな奴! ぶっとい木の幹を抉り、細い幹をなぎ倒しながら文字通り猪突猛進してるぞ! ましろちゃんの5倍以上でっかいけどこまけぇこたぁ気にしない!!

 小細工なんざしゃらくせぇ、一気にカタをつけてやらぁ!!


「ヴルルル、ヴォォ——ォン!!」


 いくぜっ、冷凍ビーーーム!!


「ピギュッ?!」


 ましろの額から発射された光線は、直進する大猪の鼻面にぶち当たり、怯んだ隙に足ごと地面を凍りつかせた。よしっ、足止め成功!


「ギギィィィィ!!!」

「よくやったましろ! あとは任せろ!」


 大猪が苛立たしげに吠えたと同時。

 大木の上に潜んでいた人影が、巨大な棒状のものを振りかざして飛び降りた。


「くらえ! 落下衝撃アタック!!」

「グェッ?!?」


 平常時ならいざ知らず。

 凍り付いて身動きの取れない大猪の脳天に、巨大な石のついた棍棒がクリーンヒット!! 暗いのによく当てたなぁ!! まさか夜目まで効くのか?!

 強靭な頭蓋骨を持つ大猪でも、大質量を持つ鈍器に落下エネルギーの乗った一撃には勝てなかったみたい。脳漿をぶちまけてヒクヒク痙攣してる。南無。


「ふぅ、なんとかなったか」


 大猪の死体を前に胸をなでおろす少年。その花のかんばせには安堵と達成感が浮かんでいる。なかなか大仕事だったもんねぇ。


「うおん!!」


 労いと安堵と喜びを込めて尻尾を振りながら少年の元へ向かう。ましろいい仕事したでしょ、褒めて褒めてー。


「ん、ましろもお疲れさん」

「んふ」


 ぽふぽふと頭を撫でられながら高速で尻尾をふる。鈍器で頭かち割ったから、少年に返り血はあんまりついてない。だから存分に撫でてくれるのだ。わーい!


「はー、しかしこれ、どうしたものか。捌くにしても刃物がないし、そもそもこんなに食えん……」


 大猪の死体のそばにしゃがんでましろの背中を撫でながら、憂鬱げな吐息を吐く少年。そうだね、軽く少年10人分くらいの大きさあるもんね、この猪。普段は捌かなくていい鳥とか魚ばっか食べてるからねぇ。

 はー、マジでこの猪どうすればいいんだろ……。


 と、一人と一匹が途方に暮れていたのだが、ましろちゃん、重大な問題を忘れていた。


「!!」


 感度の良い耳と尻尾が接近者の存在を知らせる。この感じ……人間だね。しかも複数いる。一人は軽装、他は重装備……というか、武器を持ってる感じか。

 あっちゃー、忘れてた。そういや油のにおいしてたんだった。

 この猪、やっぱりヒトに追い立てられたから気が立ってたんだな。道理で少年を見つけた時異様に怒ってたはずだ。ましろちゃんを執拗に狙ったのも、少年の匂いが染み付いてたからかな。


 はー、人間が追い立ててたんなら、そりゃ見失った猪追ってくるよね。あの巨体が通った後は土が抉れて木が折れてるから、夜でも追跡するのは簡単だもん。


「どうした? ……ん? 何か来るな」


 ましろの様子に気付いた少年が、森の向こうを透かし見て目を細める。

 少年少年、どうしてわかったんですか。流石に何が来るかはわかってないみたいだけど、それでも気付くの早すぎませんか。さすが野生児……。


 いやそんなこと言ってる場合じゃない。


「ぅぅ……?」

「ん? ああ、いや、このままいるぞ。倒したのは俺たちだからな、責任持ってなんとかしないといけない。来るのが肉食獣なら獲物を分けるのも手だ」


 少年の狩った獲物に対する考え方と責任感、ましろは好きだよ。

 でもね少年、今来てるやつら、肉食獣よりもっとずっとタチ悪いやつだ。


 漂ってくるのは金属のにおい。鉄、鋼、真鍮に銅。

 そして何より、カネのニオイだ。


 対象が近付いてくるにつれ、少年も何が来ているのかを察したらしい。纏う雰囲気が急にトゲトゲしくなって、身体が不自然に硬くなる。

 緊張してる? ……いや、これは、嫌悪……?

 なんにせよ、少年を直接相対させるわけにはいかなそう。盾になるように少年の前に出たら、背後で少年が微かに笑った気がした。助けになってたらいいなぁ。


『……おや、これはこれは』


 そうして、少年とましろの前に姿を現したのは、異様なまでにボロボロの鎧と武器を携えた屈強な男たちと、それに守られるように佇んだ、森の中にいるとは思えないほど豪奢な服を着込んだ、嫌な笑顔を浮かべただらしない体格の男だった。


 うぇー、面倒ごとの予感ー。

というワケで、初戦闘だったよ。

うん、少年の名前、また判明しなかったんだ。すまない。


つ、次は! 次回こそは!!


*追記* 2019/06/07 改稿

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