カミさんとの出会いまで3 ~2000年前後~
AとBにより紹介されたカミさんの第一印象は、とにかく変わった感じの、人見知りの強い子であった。
中学生のときに彼氏はいたらしいが、大人の男性に対しての免疫は薄いらしく、俺に対してもよそよそしく強張った感じであった。
元々、細くてきれいな男がタイプのカミさんにとって、思い切り男くさい俺は正直接するのも初めてな系統であり、余計に身構えたことだろう。
第一印象がお互いイマイチだった分、中身と見た目のギャップ差のせいか、お互い打ち解けると急激に仲良くなった。
カミさんはAとBと一緒に俺の家に遊びに来たりもしたし、一緒に遊びに行ったりもした。俺はカミさんの事を少しは意識したが、それでもAとBと変わらず可愛い遊び友達の範疇だったと思う。
ところが・・・ある日、カミさんが俺の家に一人で遊びに来ることになった。A・Bと俺の家に来ると、一緒になって「汚い」だ「エロ本捨てろ」だと言うカミさんが、その時は全然ちがった雰囲気、態度だった。
結局その日から、俺はどういう訳かカミさんと付き合う事となった。
それから、かなりドラマチックと言うか現実離れしたと言うかな展開になっていく。
*ところで、今まで書いていなかったが当時の俺は年齢を8歳程度サバ読んでおり25歳で通していた。元来、年下が好きなわけで実年齢である31歳を正直に言えなかったのだ。その絡みもあり、最初から年下と紹介していたバルなんかはAとBの前では20歳だか21歳っていうことになっていた。
ちなみに、俺の年齢詐称は結婚の直前まで続く。