8.ドワーフのフー
遅くなってすいません色々ありました
「え? じゃなくてな。お前たち、アルテミアちゃんに解析魔法、使わなかったのか?
確かジャンヌは解析魔法つかえたよな」
「そうだ、なんで解析魔法つかわないのか疑問だったんだ」
みんなの視線がジャンヌに集まる。と、ジャンヌは言いづらそうにしながら
「解析魔法がきかなかったのよ」
「マ、マジで?」
「マジよ」
「ジャンヌの解析魔法がレジストされるとか・・」
「ガッハハハ、そうかレジストしたか!それなら俺が教えてやろう!」
「ちょ、ちょっと待って、フーさんちょっと集合、こっち来てください!」
(まずい、これは非常にまずい、せかっく隠そうと思ってたスキルやステータス
がばれちゃうじゃない、仕方ない、フーさんに交渉して、大事なスキルを喋らないないように
言っておかないと、
そういえば、私の隠蔽を貫通してステータスを見てくるなんて、
私気になります!・・・。よし鑑定。)
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名前 フー
種族ドワーフ
歳 257
レベル 81
HP 20000
筋力 1000
魔力 500
才能値 35
精神力 80
超越能力
真眼
スキル
鍛冶 魔法付与 武器生成 防具生成
称号 造り鍛える者
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「む?、まあいい行ってやろうではないか!」
(ステータスたっか!、そんでもって、257歳? この人以外にけこう生きてるのね、
しかも、お父様達よりレベル高いし・・・)
ーーーーーーー少し離れた場所
「フーさん私のステータス少しごまかして伝えてくれませんか?」
「?、なんでわざわざ両親にまで、ステ隠す必要があるんだ?」
「こんなに幼い段階から、こんなにステが高いとばれたら大変なことになるじゃないですか」
「うむ、そういうものなのか、あいわかった、ベールたちにはごまかしてして伝えよう、だが限度はあるぞ、ジャンヌの解析魔法をレジストしたのならば、それなりのステは必要だからな、」
「そうですね、どんな感じがいいと思いますか? やっぱりMNDは、高く設定したほうがいいですか?」
「そうだな、MNDも大事だが、それだけで、レジストの確率が決まるわけではない、何だと思う?」
「そうですね・・・ステにはありませんが、現実の運でしょうか先生!」
「俺は先生ではないんだが、まあいい、正解だ、ステには表記されていないがリアルLUKというものは存在する」
「先生、自分で言っておいてなんですが、なぜ言い切れるんですか?」
「まあ俺のことは好きに呼ぶといい、それでなぜリアルLUKが存在すると言い切れるかだが、昔に物好きな研究者がふと思ったらしい、「稀に、精神力が、低いのにレジスト出来たり、精神力が高いのに、レジストに失敗することがあるのだろう」とな」
「それホントに調べられたのですか?」
「そいつはな、一度疑問に思うと、とことんまで追求したがるんだ、全てのステが同じ人を何組か探しだすまでして調べ上げたんだ」
「なんか、見てきたような言い方ですね」
「?言ってなかったか?そいつとは友達なんだ、今もどっかで研究に明け暮れてるだろうな」
と苦笑いぎみに言う
「ということは、リアルLUKって最近発見されたんですか?」
「いや? ほんの百年前ぐらいだが?」
「ひゃ、百年前? 百年前って一年が百回の百年ですか?」
「その百年だ、お譲ちゃん俺のステ見たんじゃなったのか?
お譲ちゃんのステなら俺のステ見れるだろ?」
「そういえば、二百年以上生きているんでしたね・・・」
「何だちゃんと見れてるんじゃないか、そうだ、ベール達の四倍は生きているぞ」
「そうだ、鑑定されたかって、わかるものなんですか?」
「わかるぞ! だがこれに関しは説明しずらいな、
まあ慣れていくしかなかろう。
かなり話が脇にそれてしまったな。話しながら考えたんだが
教えるステはこんな感じでどうだ?」
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名前 アルテミア
種族 人間
歳 3
レベル 2
HP 999→15
筋力 9→5
魔力 10000→100
才能値 100→100
精神力 100→90
固有能力
???→なし
スキル
鑑定ss 魔力増加ss 筋力成長率上s 隠蔽ss
→鑑定c 魔力増加c 筋力成長率上c 隠蔽s
称号 アルスト王国第一王女 転生者
→アルスト王国第一王女
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「まあこんなもんでいいだろう」
「結構大胆に変えましたね。こんなに大胆に変えて大丈夫なんですか?
精神力はあまり変わってないみたいですが」
「これでも結構多いほうなんだぞ。精神力に関しては、言わずもがなだな。
隠蔽に関しては、これくらいあればジャンヌの鑑定魔法もレジスト出来るくらいだろう。
という感じにしてみた」
「そうですか、では能力に関してはこんなところでいいですかね。
ではそろそろ戻るとしましょうか」
「おう・・・・おっとそうだ、聞き忘れるところだった」
「なんですか? 答えられる範囲ならお答えしますよ」
内心まだ何かあるのかと疑問に思いつつ、首をかしげながら聞いてみる。
「お譲ちゃん、元日本人の竜滅雪花、だな?」
「――――――ッ な、なぜそれを」
「お、やっぱりそうだったんだな」
「どこでわかったの?」
「そんな怖い顔すんなって。取って食おうとなんておもっちゃいないって。
ちょいちょいゲームワードとか、こっちの世界では通じない話とか混ざってたぜ。
まあ最後に確信をもったのは『転生者』て称号だな。なぜ名前までわかったかというと
上司に聞いていたからだ。簡単だろ?」
(なーにが、簡単だろ、よ。雪花一生の不覚だわ。こんなへまするなんて、
敵だったら一発アウトね。少し油断していたかも)
フーの観察眼にあきれながら、なんとなくその上司とやらの正体を想像しつつ聞いてみる。
「ちなみに上司て誰?」
「大地の守護神様だ」
「大地の守護神の上司は?」
「創世神様だお譲ちゃんもあったことあるだろ」
(やっぱりね、そうだろうと薄々思っていたけどやっぱりね)
「フーさんってアバァロンに行ったことあるんですか?」
「あるぞ、ひと月に一回地王会議という名のゲーム大会があるんだ
来ない奴もいるがな、あこれオフレコでお願いするわ。」
(ゲーム大会てなるほどそれで専門用語知ってたのね)
『スラ子、今お父様達と別れてどのくらいたつの?』
『ああよかった、今日は全然呼んでくれないので忘れ去られてしまったかと心配になりました』
『や、やだなー忘れてる訳ないじゃない』
(ホントは忘れかけていたなんて言えない)
『マスタ度外に出してもらってもいいですか?]
『おっけ~』
【いでよ、我が友、召喚:スラ子】
唱え始めた瞬間、地面に魔方陣が出来上がるそこに手をつき最後まで唱えると
スラ子が召喚される頭の上に帽子みたいに
「お?、どうした急に・・・そうかちゃんとプレゼント開けて契約を結べたか」
「どうも、フーさんはじめまして、スラ子と申します、以後お見知りおきを」
「おお、よろしく、喋るスライムっているんだな」
「私はマスタの案内役ですので」
「それもそうか、喋れないと不便だもんな」
「はい、それとお二人ともそろそろもどったほうがよろしいかと、もう時期一時間が経過します」
「そんなに立っていたのね、では戻るとしましょうか」
戻って改竄したステータスを教えたにもかかわらず度肝を抜かれたのは
言うでもない。
前話までと大分書き方がちがいますがそのうち書き直します。省の終わりがぐらいに