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64、親と子

テミアは夢を見ていた、それはテミア否雪花だった頃の幼い記憶


「お父さん!お父さんは何のお仕事をしてるの?」


「珍しいね雪花がそんなこと聞くなんて何かあったのかい?」


「今日ねテレビでね!子供がお父さんの仕事を一人で見に行くっていうのをやって

たんだよ!それでね、でね私もお父さんのお仕事が気になったんだー」


雪花は休日父に甘えてた


「そうだね、白雪と相談していいよっていったら連れて行ってあげよう」


「お母さんがいいって言ったらいいの!?」


「ああ、いいとも、でも危ないから絶対白雪のそばを離れちゃだめだぞ」


「うん!」


その時部屋の障子をあけ一人の女性が入ってくる


「お寛ぎ中失礼します」


「どうした、百合」


この屋敷に数多くいる女中の中でも古くから仕えている、百合だ


「菊花様、白雪様がお呼びでございます」


「なに?わかったすぐ行こう、ごめんな雪花父さんちょっと呼び出されちゃったからいってくる」


「うん!」


テミア・・・じゃなかった、雪花は知っているこれはお父さんが休日にお仕事にいく

合図だと


普段女中たちは白雪のことを名前で呼ばないし、菊花のことも名前で呼ばない

主様と、奥様と呼ぶのだ、ここから導き出される答えは


「いま付いて付いていけばお父さんの仕事が見れる!!」


ただ話はそんなに簡単ではない、こう言って父が席を外した時は女中が玄関にいて

外に出られないのだ、必ず止められて


なら玄関から出なければいいじゃない!前々から見つけていた抜け道を通り外に出る


「さってお父さんはどこかな~?こっちかな!」


屋敷の裏から出た雪花は適当な道を進んでいく前も言った通り雪花のころから

方向音痴だ父を捜して彷徨い歩いているうちにいつもみているはずの町の雰囲気が

まるで違うことに気づく


「なんか、心なしか静か・・・よく見たらいつもと鏡合わせになってる気がする・・・

まっ気のせいか!お父さん何処かな~」


<<ドシン!!


「何今の揺れ地震とは違う気がするし」


<<「グォオオオオオ」


「ひっ、な、なにあれ・・・」


ここで雪花は生まれて初めて竜と言う生き物を眼にすることとなる


<<「グォオオオオオ!!」


「ひっ、こっちみてるこのまま食べられちゃうの?私・・・」


どんどん目じりに涙が溜まっていく


「見つけたぞ!!、とっと死ね!!」


<<「グ・・・オオオオオオ」


「お、お父さん?」


「なっ、なぜこんなところに雪花が!?」


声に反応し雪花の方をみた菊花が驚きの声を上げる


「あなた!危ない!!」


「お母さん?」


「まずっ」


「って雪花ちゃん!?なんでここに!?」


「あぶねー、雪花!そこでじっとしてろよ!百合!雪花のを回収してきてくれ」


「百合さんまで?」


「白雪!とっとと終わらせるぞ!」


「はい!あなた」


【竜斬式!】【竜灰式】


【バルムンク】【業火】


おうよそ現代日本であってもあり得ない光景が繰り広げられる、竜が居る時点であれだが


ここで意識が薄れ夢が終わりテミアが起床する


「ん・・・・懐かしい・・・・わね、間違いないわね思い違いではなかったのね

前々からお父様の剣術どこかで見たことがあると思ってたのよ」


「おや、姫様起床されましたか、皆にも起きたと一報入れておきますな」


「ええ、ありがとう」


テミアは医務室のベットの中で寝たまま考える


__ということはお父さんも転生してきた?、そう考えるとこの世界での竜を倒したことも

納得がいくわね、この世界の竜べらぼうに強いらしいから、?この前出てきたレットドラゴン?

あああれね、あれは所詮ダンジョンで作られた所謂ニセモノよ、コピーともいえるわ

自然に生まれる奴なんてあれとは比べ物にならないらしいわ、国三つぐらい潰せるとか何とか


この前私が半竜化した時も全ステが3倍ぐらいになってたし、使えばよかったかな?

でも神様からもらった能力で勝つのって負けた気がするし、まあいっか


「テミア!起きたか!!体調はどうだ」


「お父様・・・」


ベッドから起き上がり端に腰かける


「・・・菊花お父さんなのですか?」


ベールは気まずそうに逡巡した後応える


「・・・ああ、そうだその様子だとやっぱり雪花で間違えないようだな」


「気づいてたの!?」


「そりゃあ気づくだろ、当り前だ自分の一人娘だぞ」


「じゃあ何で言ってくれなかったのよ?」


「う、そそれは・・・そう!確証がなかったんだもし言って間違ってたら恥ずかしいだろ」


「何、その取って付けたようないいわけ絶対本音じゃないでしょ」


「面白そうだから、らしいわよ」


「お母様!、お母様もやっぱり?」


「そうよ前世では白雪でやってたわ」


「て言うか、面白そうってどういうことですかお父様?」


「だって、言わない方が不意に知った時びっくりするだろ?」


「そう言えば、お父様はこういう人だったわ・・・はあ

しかし、この三人の家族がそろうなんて奇跡ね、どんだけ低い確率なんだか」


「そうね偶然とは思えないわ、まるで神様のお導きのよう」


__ほんとにありそうだから困る


「まあしばらく休んでいなさい」


「わかってるわ、疲れたしもうひと眠りすることにするわ」


「そうしなさい、お休みテミア」

「お休み」


「お休みなさい」

ほんとは神様出そうかと迷ったんですがね~

話が変な方向に行ってしまいそうなのでやめました


普通の現実で会話していてもそうですが、会話していると

どんどん、脇道にそれていきますよね、そして最終的にはこれ最初

何の話してたんだっけ?あれ?ってなるのはお決まりですよね

思い出せればいいですが、思い出せないときはかなり悲惨ですよね

思い出せなくて、もやもやするし、考えているので動きはおざなりになるわで

完全に連想ゲームの始まりですよね


今回はここいらで終わりにしますか、次回をお楽しみにノシ

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