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59,妨害ですわ

今回はかなりみじかいですが

~~渓谷地帯~~

<エリザベス>


「はあ、また来てしまったんですわね」


「渓谷、というからには、地面に切れ目が入っているのかと思ったら、

かなり大きい岩に、亀裂が入っていてそこが道になっている感じなんですね」


「なるほど、奇襲するならこの岩の上から攻撃すれば敵は追って来れないというわけか」


テミアに指示された三人は5万の兵を連れ、渓谷地といという名の大岩の上に陣取っていた


「食料を気にしなくていいのはいいな、斥候も顔無しのメンバーがやってくれている

敵の妨害に、本腰を入れられるってもんだ」


「そうですね、これなら弓兵をもっと連れて来るんでしたね」


「それを言ってももう遅いですわ、いま気にするべきは敵の位置だと思いますわ」


「それもそうだな、薔薇姫様」


「皆さま、部下から報告があがっています、敵は後数時間もすれば、渓谷地帯に

突入します、さらに敵兵のほとんどが勝った気でいるようです」


「それは上々、浮かれている敵ほど削りやすい者はいない

薔薇姫様、敵の鼻っ柱をへし折ってやりましょう」


「そうですわね、敵が罠に掛かって混乱しているところを、背後から奇襲するとしますわ

幸いこちらは、この場所を熟知してます、上に登りやすいところも知っていて

そこには偽装もかけてありますわ、私頑張りましたもの、なるべく兵の損耗は抑えなさい

今回の戦の1戦目と過言ではありませんもの、華々しく奇襲してやりましょう!!」


「「「はい!!」」」


「各自持ち場に戻りなさい、開戦ですわ!!」






数時間後、ガイル帝国軍


「将軍、進軍は順調でございます」


「そうかそうか、順調か」


100万を超える軍の後方、兵たちが担ぐ神輿のような豪奢な物に乗って

ガイル帝国、将軍アドバルガ>>グラバライ=ザンニンが部下から報告を受けていた


「気になるのは、敵の兵が一人として見えないことです、普通斥候なり見えてもいいと思うのですが」


「どうせ、大方、軍の編成が間に合っておらんのだろう、気にすることではない

今から掻き集めたところで、せいぜい10万が限界であろう、そう報告にもあったではないか」


<<「う、うああああ」


その時軍の最前線から、複数の兵士の断末魔が渓谷にこだまして聞こえて来る


「どうしたなにがあった」


「ほ、報告です、か、壁が唐突に現れました!!」


「な、なに?!意味がわからん、とりあえず全軍に停止命令を出せ事態の把握を急ぐのだ!!」


更にそう指示し終えた途端再び今度は比較的近くから断末魔が聞こえて来る


「今度は何だ!?、先ほどまで順調だったというのに、事態の把握を最前線にするんだ!!

周囲への警戒などしている場合などではない!!」

警戒を

ザンニンは気付けなかった、背後から迫ってきている、脅威に

周囲への警戒を怠ったばっかりに





<ベルファスト>


__今回もエリ様が渓谷に行くにあたり御世話係としてお供したのですが

何というか、帝国兵はここまでお粗末でしたでしょうか・・・

最初の、壁に当たった時の対応は早かったのですが、まさか落とし穴が起動して

から全ての兵に事態の把握を急がせるばかりで、周囲への警戒をおろそかに

していたのです

そんなことだから、背後から現れた私たちの軍に気付けなかったんでしょうね

一応今回は最初ということで、弓兵をぬいた、3万で攻めたのですが・・・


何とい言いますか・・・もう・・・混乱している敵兵の後ろから攻めたんですから

帝国の正規兵と思わしき一団に大打撃を与えて帰ってきましたよ、

私はちなみに、残った弓兵を率いて渓谷の上から射撃指示出しながら砲撃していたんですが

こちらも、2万程度の兵で多分5万ぐらいの兵を仕留められてのではという度ほど

でした、


・・・・帝国って弱いんですかね、兵が多いだけで

今回は久しぶりの他者目線でした

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