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竜滅姫は異世界で竜になる(旧 竜のお姫様になって剣魔無双)  作者: 夜刀
第三章、学園すっ飛ばして、冒険者です!
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49、いざ自由国トラインへ 14

「ドアにカギは・・・かかってないわね」


テミアは正面玄関の扉に手をかけ鍵がかかっていないことを確認する


「突入ですわね、あっ扉止めを付けておきますわ、勝手にしまってしまうと大変ですわ」


「流石エリちゃん殿そこに気づくとは、入った瞬間扉が閉まって監禁とか良くある話ですからな」


(ゲームならよくあるかも知れないけど、この世界でそんなこと起こるのかしら?

て言うか絶対夜刀転生者か、何かの神様でしょ、夜刀って名前で蛇を使うとか一人しかいないじゃない)


「え、エリちゃん殿?・・・ままあいいですわ」


「なかはかなり広いわね、天井高っこれ二階もあるのよね」


三人は恐る恐る中に入っていく、すると


ぎぎ、ぎぎぎ、ぎぎぎーーーバタン!!というまるで自分たちの後ろで扉が閉まったような

音が聞こえて来る


「嫌な、予感がするわ・・・」


「同意する、これはあれだ」


「そ、そんな嘘ですわ・・・ちゃんと扉止めを付けたのに・・・」


「二人とも一斉に振り返るわよいいわね」


誰からかごくりと唾を飲む音が聞こえる


「いっせーの」


無論振り返った先の扉はしまっており、先ほどエリが付けておいた扉止めも

見るも無残な姿で粉々になっている


「「「・・・・」」」


「案外あっさり空くのでは?」

今まで喋らな過ぎて存在を忘れられていたスラ子がテミアの頭の上から飛び降り

変態で人の姿になり、扉を押してみる


「ん、・・・びくともしません、?ああ押してダメなら引いてみるですか」


スラ子は頭の上に乗っていた翔から「押してダメなら、引いてみれば?」

というメッセージを受け取ったらしく、今度は引いてみる


「んん?先ほどよりは多少動きましたがやはり空きませんね」


「仕方ない、ちゃんと攻略しなきゃダメそうね」


「そのようです」


「とりあえず、虱潰しに行くしかないですわ」


「それじゃあ、行きますか」




テミアは順調に屋敷のアンデットを駆逐していく、


時たま強いアンデットも出て来るがテミア達の敵ではない


やがて屋敷中央にあるホールにでる


「此処は広いわね、水槽に噴水ここ屋内よ!?」

襲ってくるゾンビどもを駆逐しながら


「ふむ、二階まで吹き抜けになっているようだ、突然の襲来には留意してくれ」

ゾンビフィッシュのいる水槽に棺から出してきた聖水を投げ込み浄化する


「しかし、余り強くないですわね?」

エリちゃんも少し息があがってきているがまだまだ余裕そうだ


「これでラストー!!」


テミアが最後のレイスを浄化すると、至る所におかれた蜀台の蝋燭に火が付き明るくなる

さらに天井から吊るされているシャンデリアにも火が燈る


「何回見ても不思議ですわ」


「まるで、どこかのお化け退治するマンションみたいよね」


「みな、掃除機は持ったか!?」


「夜刀色々混ざってるわよ」


「ふむ、そうであったなふざけてみたが相変わらず不思議だ、どうやら屋敷全体に

魔法がかけられているようである」


「じゃあ転生者かしらねこの屋敷を作ったのは?」


「可能性は否定できん」


「なんで転生者が出て来るんですの?」


「見たでしょエリちゃんも研磨のこと」


「なんか納得ですわ」


初めてエリちゃんが研磨に会った時色々あったのだ今は時間がないので

研磨の方で書こうと思う


「次に行くとしよう」


その後も滞りなく進みあらかたアンデットは片付け終わる

図書館でも色々あったのだが割愛させていただく


「これで、粗方探索し終わったわね」


捜索が粗方終わったテミア達はダイニングに集まり今まで集めた情報を整理していた


「だが、まだこの屋敷には邪気が宿っている、まだ隠し部屋があるとみた方が妥当だろう」


「でも、粗方探しましたわ二階より上にも行けそうな所はありませんでしたし」


「となると、後は地下室かしら?」


「そうだな、地下室に通じる階段があるとすれば___


夜刀が作成したマップにしるしを付けていく


こんなものか」


「どれどれ・・・離れ、倉庫、研究室、執務室に遊戯室ね」


「遊戯室は二階でしょう?なんで二階に地下への階段があると考えたんですの?」


「ふむ、まずはこれを見てくれ」


そう言って指を指したのは遊戯室のちょうど真下に当たる応接室とリビングだ


「応接室とリビングね、とくにおかしいところはないと思ったんだけど?」


「いや、一階と二階で数センチ奥行きが違った、一階の応接室が少し隣のリビングより壁が手前にあった」


「ほんとですの?見てきますわ」


エリちゃんがリビングから廊下に出て、すぐ左にある応接室に入っていく


「なんで、そんなことがわかったの?」

エリちゃんが戻るまでテミアが夜刀に質問する


「壁を叩いて回っていただろう?」


「そうね、音が違えば隠し扉かな何かあるかどうかわかるかも知れないからね」


「それで?どうだった?」


「とくに気になるところはなかったわよ、でもなんでそんなこと聞くの?」


「我はテミア殿が壁を叩いている間に歩幅で大体の部屋の大きさを調べていたのだ」


「それでわかったと、でもそれと壁を叩くのどんな関係があるのよ」


「元はただの暇つぶしだったのだ、こんな成果が出るとは思わなんだ」


「つまり、たまたま暇だからか歩幅で部屋の大きさを測っていたら違いを見つけたと?」


「そう言うことになるな」


「はあ、まあいいわ」


「只今、もどりましたわ」


「どうだったの?」


「違いましたわ、三十センチほどですが確かに違いましたわ、でも」


「でも?何か気になることでもあったの?」


「どこにも入り口らしいところがなかったんですの」


「そこで、遊戯室だその部屋にないなら上の部屋を探そうということだ」


「他のところも含めて探しましょうか、まずは最有力候補の遊戯室ね」



遊戯室

この世界にはないはずの、ビリヤード台や麻雀卓や卓球台が置いてある


「仕掛けがあるとしたら床かしら?」


「うむ、遊戯台の下にあるかも知れぬそちらは我が請け負おう」


「それじゃあ探しますわよ~」


一時間後・・・


「ないですわ!!」


思わず壁際に置いてある椅子にへたり込んでしまうエリちゃん


『ガコン!!』


「「「?」」」


「今の音は何かしら?」


「!!テミア殿エリちゃん殿、あのランプ最初からあそこにあったか!?」


夜刀が指を指す方には今までなかった光の燈ってないランプが壁に掛けてある


「なかったわ、もしかしてその椅子に座ると出て来るとか?」


「あり得るな、このような仕掛けがある家も多いと聞く」


「それで、これかをどうするんですの?」


「お決まりだと、魔力を流すとか?」


「それだな、テミア殿」


「わかってるわ」


壁掛けランプに手を添え魔力を流す


するとランプに明りが燈るすると・・・


『ゴゴゴゴゴゴ』という音とともに床の一部が跳ねあがり梯子が出て来る


「ビンゴ!やっぱりね」


「下は真っ暗だな」


「此処からはまたアンデットが出て来ると思うから注意してね【ライト】」


使いなれたライト魔法を使い暗闇を照らす


「我が最初に行こう、我は暗視がある暗いところでも問題ない、我が合図したら降りてきてくれ」


「頼んだわ、」


夜刀が鎧の巨体を揺らしながら、梯子を下りていく


「よくそんな重装備で梯子何て降りられるわね?」


「私ならすぐ落ちそうですわ」


「エリちゃんはもっと筋力付けようね」


「わ、わかってますわ」


梯子の下の暗闇から夜刀の声が漏れ聞こえて来る


「ん?これは・・・もしや・・・いやまずはテミア殿達を呼ぼう」


「テミア殿!!、一人づつなら来て大丈夫だ」


「わかったわ、いまから行くわ」


「先に私がおりますわ」


「わかったわ次私ね」


二人とも梯子を降りる



「それで夜刀なにがあったの?」


「あれを見てくれ」


「操舵輪ですの?」


そう目の前には大きな扉がありそれには大きなまるで操舵輪のような丸いものが付いていた


「これ完全に、金庫とかの扉にあるアレじゃない」


「完全にアレだな」


「ということは此処は金庫ですの?」


「たぶんね、隠し金庫かなんかでしょうね」


「この場所からして間違えはないだろうな」


「ちゃんとこの扉空くのかしら?」


「それはやってみないとわからないな」


「どちらにしても、これは後に回さないとだめね、今夜中にはアンデットを倒し切りたいからね」


「テミア殿が言うなら後に回すとするか、だとすると後は、離れ、倉庫、研究室、執務室

かここから一番近いのは・・・」


「地図上だと、倉庫ね階段を下りたすぐ近くね」


「じゃあ移動しますわ」


階段下倉庫


「うむ、これは探すのは骨が折れそうだ」


「案外、扉がすぐ見つかるかも知れないわよ?」


「まさかそんなすぐに___「ありましたわ」


「「はや!!」」


「普通に露出してましたわ」


「まあ何にせよ早く見つかったのはいいことよね」


「そうだな、今回は当たりだといいのだが・・・」


「それじゃあ、降りましょうか」

総合評価が202ポイントになり、ブックマークも81件になりました

ありがとうございます、これからもよろしくお願いします

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