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竜滅姫は異世界で竜になる(旧 竜のお姫様になって剣魔無双)  作者: 夜刀
第三章、学園すっ飛ばして、冒険者です!
31/77

29,たまにはのんびり日常を

いきなり冒険関係ありませんが私にほのぼのが足りなかったんです!

「お母様!起きてください、もうお昼になりますよ?」


今日は、以前テミアにもらったものではなく、新しくきちんと採寸して作った

赤を基調とした、ゴスロリ服を着ている、ルシアはいつまでたっても、起きない母親を起こしに来ていた


「うん~~今日は依頼は受けずにお休みにするって言ったでしょ?」


「そうですけど・・・お母様にもちゃんと規則正しい生活を送ってほしいんです!」


もはや、どちらが母親かわからない状態である


「む」


「どうしたんですか?お母様」


「何か、不名誉なことを言われた気がする」


!?


「そうですか?私は聞こえませんでしたけど・・・」


「仕方ない、起きますか・・・」


枕元に置いてあった、仮面を付け抱き枕にしていた、スラ子を頭の上に乗せる


「マスタ、おはようございます」


「ん、おはよ」


挨拶を交わしながら、着替えを済ませる、最近のお気に入りは、

袖が長くとられた漆黒の浴衣だ、アルテミア曰く


「着るのも脱ぐのも簡単で、脱げないように固定することも簡単だから、可愛いし」


とのことだ、現に漆黒の浴衣に銀色の髪が映えとても扇情的な雰囲気を醸し出している


もっとも、仮面を付けてスラ子を乗せているので、雰囲気ぶち壊しである


髪をサイドテールにまとめながらルシアに話しかける


「ルシア今日はなにする?何かやりたいことはある?」


「そうですね・・・町を見て回りたいです!買い物にも行ってみたいし・・・」


「そうね、そうしましょうか、さて今日は暇な人がいるかしら?」


「ユリスさんは故郷に里帰りしてるんですよね?」


「そうよ、リュウはどうせいやだって言うだろうし・・・アイはやることがあるみたいだし

となると、後はミックしかいないわね、今日はどこにいるのかしら?」


「ミックさんですか?、そう言えばみてませんね」


「しょうがない、メイドの誰かならしってるでしょ」


「ひとまずの行先は、メイドの控室ですね」


「そうね行きましょうか」



控室に行ったがどうやら、所用でミックは出かけたようだと伝えられた


「まさか、ミックまで出かけてるなんて」


「出かけてましたね」


「仕方ない、私たちだけで行くとしますか」


「何か、困りごとかい?」


廊下で考えながら、歩いていたテミア達に声をかけたのは、ジュピタだった


「買い物に行こうと思って、ついてくる人を探したけど誰もいなかったのよ」


「そうか、それでは僕が付いていこう!」


「お兄様、お言葉は嬉しいですがお兄様は午後から勉強のはず、どうかお戻りください」


普段は、やさしく、頭が良さそうにみられる、ジュピタだが実のところ勉強が大の

苦手で、剣を振い戦う方が性に合うと豪語する脳筋である


まあこの兄に限ったことではなく、フリートも脳筋である


さらに、アルテミアも、勉強は得意だが、どちらかと言いうと考えずに動く方が好きな

脳筋であると言えよう


「ひ、ひどい」


「では、お兄様、失礼します」


「ジュピタ、お兄様さよなら」


「くっせっかく逃げられると思ったのに・・・」


後ろからやってきた、メイドに連行されるジュピタ、それをしり目に外出するテミアであった




「色々な物がありますね、お母様!」


久々の町の散策にテンションが振り切れそうなルシアちゃん


「ルシア、あの屋台のお肉おいしそうよ、たべて見ましょう」


「ほんとです、此処からでもいいにおいがします!」


やってきたのは、王都の南側にある商業区画だ、冒険者ギルドもこの区画にある


此処で王都の説明をしていこう


王都は、その中心に王城シュバン城がそびえたっている、これを支点にし四つの区画に分かれている


まずは、最初にも名前が出た南側の商業区画、


その名の通り、物を売る店が多くたち並び、露店はいつも出ている、冒険者ギルド等のギルドは

大半が此処にある、宿なども多くたちならぶ


西側には貴族居住区があり、貴族たちの屋敷があり、平民は基本入れない


東側は居住区となっており、王都に住む住人は此処に家を持つ


最後に北側だが、歓楽街となっており、その明りは夜も消えることはない

とはいえ、流石に夜も深くなれば明りは落ちていく




「おじさん、串焼き肉四つお願い」


「あいよ!、お譲ちゃん達、結構これ量があるけど大丈夫かい?」


「問題ないわ」


「問題無しです」


「そうか、四本で二十燐だ」


(一本200円ぐらいね、かなり安いわ、味がよければいいんだけど)


そんなことを考えながら青銅貨を二枚渡す


「はい!ちょうどね、もう少ししたら、焼きあがるからまってな」


「いいにおいです」


ルシアが鼻をひくひく動かして匂いをかいでいる


(可愛いわ相変わらず、この破壊力はそうそう出せないわ)


「あい!串肉四本おまち!」


「ありがとルシア、はいどうぞ熱いから気をつけて食べるのよ」


「はい!ですおいしそうです、いただきます」


「それじゃあ、私も、いただきます」


ぱくっ


「!!」


「おいしいです!おいしいですねお母様!」


「そうね、味付けは、塩だけなはずなのに、深い味わいをしている、しょっぱすぎず、

薄すぎず、絶妙な塩加減が最高ね、ルシアもう一本はいるわよね?」


「もちろんです!下さい!」


「もう食べ終わったの?しょうがないわね、はいどうぞ」


「ありがとうございます!」


おいしい肉を前にして親子満面の笑み


やがて食べ終わったテミアが


「おじさん、お肉おいしかったわ、あれは何の肉を使ってるの?鳥じゃないみたいだけど?」


「あれはな、隣の森に生息している、ビックラビットの肉を使っているんだ

あいつの肉は魔物とはおまえないぐらいうまい、それに一度にたくさんとれる

隣の森にいるにしては、弱いしな」


「もしかして、おじさん冒険者なの?」


「元だがな、ある程度までは行ったんだが次第に限界が見え始めてな、あきらめて

露店を出すことにしたんだ」


「そうだったのね、おじさん名前は?、私はテミアよ」


「ラビックってんだ」


「ラビックさんね覚えておくわ、また来るから、その時はよろしくお願いするわ」


「おう、また来てくれ」



「お母様、おいしかったですね」


「そうね、露店の食事も悪くないわね、でもまだ少し足りないわね、何かよさそうな

ところはあるかしら?」


「お母様!あそこにスープのお店がありますよ、あれはどうですか?」


「スープね、ちょうど肌寒い季節になってきたことだし、ちょうどいいわね」


「それじゃあ、いきましょ~」



「おばちゃん、スープ二つお願い!」


「あいよ、二つだね、十燐だよ」


「はい、おばちゃんこれは何のスープなんですか?」


「これはね、骨を煮込んで、だしを取ったスープなんだこの季節にはおいしいぞ~

はい、スープ二つ、器は食べ終わったらそこのたらいに入れておいておくれ」


「あったかいです~、いただきます、ずずず・・・はぁぁ、おいしくてあったまるです」


「そうなの?、それじゃあ、私も、ずずず、うん!おいしいしっかりだしが利いてて

濃厚!、」


「それは、よかった、内の自慢のスープだからね」


「このスープ気に行っちゃったわ、おばちゃんの名前聞いてもいい?、私はテミアよ」


「私は、ラショットだよろしくね」


「じゃあ、また来るねラショットさん」


「バイバイ」



「お母様、スープもあたりでしたね」


「そうね、今日はついてるわね、このまま何事もなく済めばいいんだけど」


(・・・しまった、これ完全にフラグじゃない・・・まあいいわ、かかってきなさいフラグ

絶対回収何てさせないんだから、容赦なくへし折ってあげるわ)


「お母様?どうしたんですか?、いきなりパンチをしだして」


テミアは気づいたらファイティングポーズを取りシャドーをしていた


「な、なんでもないわ、気にしなくていいの」


「そうですか?」


「あ!ルシア、あそこにアクセサリーの店があるわよってみましょう」


「あそこですか?、可愛い外見です、期待できそうです!」


「そうでしょ、行ってみましょ」


二人は、まだ見ぬアクセサリーを求めて、お店へ突撃するのであった

次こそは冒険の予定です、たぶん

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