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あの日の記憶  作者: 羽琉
8/29

第4話 部活 前編

入学して、そろそろ新しい学校に慣れてきたころ・・・


「おはよ~みんなぁ・・・。」

とてつもなく眠い桜が教室に入ってきた。


「「「おはよーー!!」」」

クラスのみんなが笑顔で応えてくれた。

どうやら、この数日間で桜はクラスの人気者になったようだ。


桜はヒョロヒョロと今にもコケそうな歩き方で歩いて席に着いた。

「あー・・・・眠いぃ・・・。」

桜が寝ようとすると隣の席から

「おはよう春咲。」

「あぁーおは・・・よー奇之塚ぁ」

「おい、大丈夫か?」

「うん・・・眠いだけぇ・・・。」

そう言って、眠り始めた。


「すぅーーーー・・・ぴぃーーーーー」


「おはよー桜ーって・・・え!?」

海がかなり驚いている。

「桜っ起きてぇー!!!今日から部活の体験期間始まるのに・・・」

楓がそう呟くと・・・


「ガバッ」

いきなり立ち上がって

「うん!!目、覚めた!今日も1日がんばるよーー」




数時間後...


「「「さようならー」」」

みんながぞろぞろと教室を出て行く。ほとんどの人が急ぎ足で。


「みんな、どの部活に行くの?」

桜が3人に廊下で聞く。


「えっとねぇ・・・私は軽音楽部に行ってくる。」

海がエアギターをやってみせた。

「私は・・・コーラス部に。♪あ~~~~~♪」

雪がキレイな声をだした。

「私は弦楽器部に行くよ?」

楓は手に持っているヴァイオリンのケースをみせた。


「へぇ・・・みんな中学の時と同じ部活なんだね。」

「桜はどの部活?」

「私も・・・・中学とおなじく吹奏楽部だよ。」

桜はみんなに楽器ケースを見せた。


「じゃ、みんなバイバーイ!」

「「「バイバイ」」」


桜は猛ダッシュで吹奏楽部が専用で使える第5音楽室に向かった。

音楽室に入ると、部屋のあちこちにいろんな楽器がある。


桜はすぐさまピアノの横にいるフルートパートのところへ向かう。

「あのぉ・・・・」

「あっ1年生だよね?フルートパートに来てくれてありがとう。」

「えっと、体験なんですけど、中学の時フルート吹いてたんです。なので先輩にちょっと聞いてもらいたくて・・・。」

少し、照れながら言う。

「いいよ!!ちなみにソロコンテストは出たことはある??」

「はい・・・結果は金賞でした。」

「えっ!?スゴイ・・・。じゃあその曲を演奏してもらえる?」


「・・・はい!!」

桜はその場で素早く楽器を組み立て、先輩から借りたチューナーでチューニングして早速演奏を始めた。


♪~~~♪♪~~~


演奏の途中、徐々にはいってくる部員や1年生がみんな桜に注目していた。

その中に春亮と智梓もいた。

「・・・凄いね。桜ちゃん。」

「あぁ。まさかあいつが吹奏楽部とは意外だな。」


一通りの演奏を終えると周囲のみんなから盛大な拍手をした。

「凄いね!!!名前は?」

「春咲桜です。」

「桜ちゃんね。私は佐野瑠亜サノルアだよ。よろしくね。」

「よろしくおねがいします。瑠亜先輩。」


「吹部入るでしょ??多分自分の楽器をもってる子は優先的だからフルートパートだね。これからも頑張ろうね。」

「はい!!宜しくお願いします!!!」

桜はフルートがかなり上手いんです。

後半に続く...

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