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あの日の記憶  作者: 羽琉
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第3話 ハジメテだらけ 後編

「・・・やっぱこの部屋広いなぁ」

桜はニヤニヤしながら自分の部屋を見渡す。


「あっ!荷物置いていかないと・・・」

かなり大きな鞄の中の荷物を勉強机やらベットやらに綺麗に置いていった。



「ふ~終わったぁ・・・ってかもう6時半じゃん!?」

桜はさささっと私服に着替えて、食堂に向かった。

7時から夕食を食べるのがこの寮の規則なのである。


「あっ来た。桜ぁーーーー!こっちだよー」

海、楓、雪の3人がもう既に揃っている。


「お腹すいたぁーー!早く食べよっ食べよっ♪」

桜がバンザイしながら踊っていた。

それを見ていたある人は


「・・・アホだなあいつ。」

ある人と言うのは春亮だ。


「おーい春亮っ!!俺らも食べにいこうぜー・・・ってお前、あの2組の春咲に見惚れちゃってる感じぃ??ほー、そうかそうか。確かに顔は可愛いけど性格が分かんないんだよなぁーまぁお前がそんなに言うなら俺が協力してやっても・・・」


「おい!!お前、どこまで話進めてんだよっ!べっ別に俺は・・・見惚れてなんかないからな!はっ早く食べに行こうじゃないか、伊集院イジュウイン。」


「あっ伊集院じゃなて、智梓サトシでいいよ。ご飯行こっ」


その頃、桜達は

「うぅーーーーん!!すごく美味しい!ヤバイよっ」

ここの食堂の料理は4つ星レストランの一流シェフが作っているからもちろん料理も一流だ。


「確かにすごく美味しい。これなら毎日飽きずに食べれそう。」

雪がうんうん、と頷いていた。






「ふぅーーお腹いっぱぁーい」

ぼふっとベットに倒れこんで満足気な顔をして


「今日は明日の準備してもう寝ようかなぁ・・・?ってあっ!!明日の準備忘れちゃった・・・。」

むくっと立ち上がるがまたベットにぼふっ。


「あっ・・・そーだっ♪」




一方

「そーいやぁ、春亮は何部に入るんだぁ?」

「うーん俺は・・・吹奏楽部だな。」


ほんわかと春亮と智梓が喋っていると・・・


コンコンコン♪


案外可愛らしい音のノックが聞こえた


「はーい、どうぞ」


「あの・・・きっ奇之塚・・・?いるよね?」

桜が恐る恐る部屋に入る。

「え?あぁ春咲か。どしたんだ?」


「ごめん・・・友達と一緒に居たのに・・・。」

申し訳なさそうに桜が呟く。



「あっいいよいいよ全然。桜ちゃん。」

智梓が言った最後の一言に桜と春亮が驚いた


「「桜ちゃん!?」」


・・・・・沈黙がかなり続いて


「あっ春咲、そーいえば何の用で俺の部屋にきたんだ?」

「あのね、明日の要るものを教えて欲しくて・・・。」


「明日は・・・・・・・」

春亮は明日の要るものと一通りの予定を言った。


「いろいろありがとっ!!じゃおやすみ。また明日。」

「また明日。」

桜に向かって春亮は笑顔で言った。


部屋にもどって桜はそく、パジャマに着替えて初めての寮でぐっすり眠った。

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