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あの日の記憶  作者: 羽琉
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第2話 さまざまな人との出会い 後編

「じゃ、音楽科の2組に行こっか。」

楓が桜の暴走を止めながら言った。


「そうだね。桜ちゃんもそろそろ落ち着いたから、行こっか。」




「あっそのまえに、寮に荷物おきに行かなきゃなんないよ!!!」

そう、この学校は普通の学校とは違い、生徒は寮で暮らす。



「じゃあみんな各自分の部屋に行くんだよね・・・荷物を部屋に置いたら寮の玄関の前で待ち合わせしよ。」


雪が提案を出す。

そして海がズル賢そうな笑みを浮かべて

「時間がヤバくなってきたらおいていくからねぇー」



「うん!じゃまた後で!!!」

みんなが各部屋へ行った。




「えぇっと・・・・1007号室は・・・うぅ、ないぃ・・・」

方向音痴な桜はずっと迷っていた。


「1007号室1007号室・・・・!!!あったーー!!!」

・・・偶然だ。それともただ運が良いだけなのだろうか。


「わぁ~広ーぃ・・・あっそんな感動してる場合じゃないや!!!はやく行かないと!!」

広い静かな部屋で桜の大声が響いて、同時にドアの音も響いた。



桜が猛ダッシュしていて曲がり角を曲がったとき・・・!!


「きゃぁっ!!!!」

桜が数メートル飛んだ。


「いったぁぁ・・・・。」

桜ちぶつかった人も飛んだ。



「ごっごめんなさい!!私が前を見てなかったせいで!!」

桜が土下座をすると、

「いっいや・・・大丈夫です。・・・ってか、おまえ1年生か。」


いきなり態度が変わった。


「・・・えっ。」

桜が驚いて顔を上げると・・・


「大丈夫か?・・・そのリボンの形は音楽科だな。俺もだ。」

ここで桜はやっとぶつかった人が男子だと分かった。


「あっありがと。・・・名前なんて言うの?」

手を貸してくれた。



「俺は奇之塚春亮キノヅカシュンスケ。音楽科の2組だ。よろしく」


「私は春咲桜ハルザキサクラ。音楽科の2組だよ。よろしく!!」

お互いが自己紹介。



そして春亮が驚いて

「マジっ!?春咲と一緒の組だったんだ!知らなかった。」


「まぁ今会ったばっかりだからね。・・・ってゆうかあぁーー!!」


「あ」

「時間!!やばいよ。早く行こうっ!!!!」



一方、音楽科2組の教室では

「はいっ今日から1年間担任の先生になる鈴原沙夜架スズハラサヤカです。仲良くしてね」


「はぁーーーーい!!」

超美人な先生に興奮する男子たち。


「どんっっっっっっ!!!」

大きな音で教室のドアが開く


「「遅れましたぁっ!!!」」

2人の生徒が同時に叫ぶ。



「えっと・・・あなたたちは・・・春咲さんと奇之塚くんね。今日は初日だし、今回限りはセーフとしといてあげる。」


「「よかったぁ・・・」」



男子たちはさっきまで美人教師に見惚れていたが、

さらに可愛い女子が教室に入ってきたため男子たちのテンションがMAXになった。



(楽しそうなクラスだなぁ。これからも色々と楽しみになってきたっ♪)

桜は心の底からそう思った。

桜は中学からすごくモテてる子なんです!!

そりゃあ初日から桜は注目の的になりますよww

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