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あの日の記憶  作者: 羽琉
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第2話 さまざまな人との出会い 前編

学校の奥を桜たちはどんどん進んでいくと校舎の一番奥にある、

掲示板らしきものが見えた。



「あっ!!!あれって1年生の各クラスの名簿じゃない!?」

目が良い桜はみんなに言った。


それを聞いた雪が目を細めて

「・・・・・・あっホントだ。さすが桜ちゃん。」


そして海がなにかに気づいたようで


「・・・って えっ!?」

「どしたの海?」



海が目を見開いて

「く・・・クラスが1組から10組まであるよ・・・。」



「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

ほかの3人も目を見開いた。




「っ・・・と驚いてる場合じゃないよ。みんな。肝心なのは私達のクラスだよ」


さすが空気を読んで言う雪の言葉を聞いて


「そーだよ!!・・・よし、みんな行くよ」



桜はなにか決心した真剣な表情でみんなに言った。



「せぇーーーーーのっ!!」

みんなで叫んで名簿が張られた掲示板に群がる人たちの中に突進しようとした瞬間!!!!




「おまちください!!!!!」




誰かの声が聞こえた。


掲示板に群がる生徒と桜達が振り向いてみると



「・・・・・っ!?」


みんなが驚いた



近くにあった門から超高級なリムジンが入ってきた。



そしてさっき叫んでいた人・・・恐らく執事であろう人がリムジンのドアを開けると・・・



「ごきげんよう。」

いかにもセレブそうな生徒が出てきた。もちろん、この学校の制服で。



「わたくしは今年からこの小汚い高校に入学いたします、藤乃原依莉菜フジノハラエリナですわ。まぁ?こんな庶民達に関わる気はないので名前を教えても何の意味もないですわね。せめて貴方たちがこの学校に居ることぐらいは覚えておいておきましょう。では、ごきげんよう。」


と完全なるイヤミを言うだけ言って執事とともに去っていった。




そして辺りはすごくびみょーな空気が流れた。



「あぁーうっざぁ。なんなのあの子。同じ1年生なのにまるで年上のように上から目線で言ってくるし、・・・だから特別科はキライなの。」


一人の女子生徒がみんなの思っていることをすべて言った。



そう、この学校には5つのコースがある。

1つ目は音楽科。桜達が行くコースだ。主に音楽のことを学んだり、実際に楽器を吹く。テストでは作詞・作曲をする。かなり大変だがこの学校で一番人気のコースだ。


2つ目は芸能科。生徒が芸能人や歌手、役者のことなどを学ぶコース。実際、このコースで俳優になった生徒も居たという噂もある。


3つ目は運動科。体を動かし、いろんなスポーツができるコース。男子生徒が多い。


4つ目は普通科。これまでの3つのように1つのことに専念するコースではなく、普通にいろんな科目を学ぶ。


そして最後は特別科。このコースはさっき桜たちが出会った藤乃原依莉菜のようなセレブがたくさんいる。当然専属の執事もいる。




学年の違いは、リボンorネクタイの色で分かる。

1年は赤

2年は青

3年は緑

コースごとにリボンの形が違うが色が同じである。




みんなが怒り狂っているとき桜たちはスキを狙って名簿の元へ。



「・・・・・・・みんなぁぁぁぁぁ!!!!」

桜が泣きそうな顔で叫んだ。


「桜・・・まっまさか・・・」


「そのまさからしいねー。」


4人は同じクラスだった。


「やったーーーーーーー」

桜は泣きながらバンザイしながら踊っている。

依莉菜、むかつきますねww

後半につづく...

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