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あの日の記憶  作者: 羽琉
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第4話 グダグダな日々 後編

「あはよー。あ、おはよー!!あー噛んじゃった。」


教室に入った途端桜は一気に女子に囲まれる。



「あぁ・・・みんなおはよー。わー!!ボフッ・・・お、おはぁ・・・。」


最終的には女子生徒に押しつぶされる桜。




どれだけ人気なんだか。




「あっ。みんな、今日転校生来るみたいだね。」

桜が話し出すと・・・


「そうなの!?」



「さっきねぇ、職員室で見かけたのぉ!!転校生らしき男子を!!」



「どうだったどうだった??」



「そぉりゃぁー もぉ!! イケメンだったのぉ☆」




桜を囲んだ状態で、普通の雑談が始まった。桜を会話に入れずに。



「あの・・・そろそろ通して??」

ついに桜もプチッと来たようですね。


「あっごめんなさいねぇ。」



ようやく自分の席に到着。こういうことが毎日、日課のように続くわけです。

そしてこのせいで朝の予鈴までのゆっくりする時間が無くなるって言うのが桜の最近の悩み だそうだ。




「おはよう。いつも大変だな。」


と、なぜか春亮登場。



キーンコーンカーーンコーン♪♪


予鈴。




「はぁ~い☆ おっはようございまぁす♪ 今日の予定は特にないです。で、あとねぇ・・・」



「転校生!!」



「そ。ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん♪正解!! 今日は転校生が来てます。さ、入ってー。」




ガラガラガラ。




「!?・・・なんで・・・。」



そのとき、桜に衝撃が走った。

その転校生とは・・・


「この子でーす☆ さ、自己紹介自己紹介!!」



「一条飛鳥です。 よろしく。」



このクラスただ1人だけ、目を見開いて口ぽっかーんって開けている。




「あ、春咲このクラスだったか。 よろしくな。」



その人はさらに驚いて固まった。

そしてある男子生徒が、



「ズバリ、春咲と一条の関係は!?」




「俺の彼女。」





「「えぇーーーーーーーーーーーー!?」」




「いやっ。ちがっ。違うの!!ちがぁーーーーう!!」


「まさかぁーそんな関係だったとは。」

「だねぇ。私達にも言ってよ。」

「桜ちゃん、彼氏いたんだー」


海も楓も雪も、桜の話を聞いてない。



「ちょ、みんなまでー!?」






___こうして、桜の苦痛な毎日はじまったのであったぁ。






第4話 グダグダな日々 完。


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