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あの日の記憶  作者: 羽琉
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第3話 謎のヒト 前編

「はぁ・・・。」

さっきからずっとずっと溜め息しかついていない。


「なんであんなことに・・・。」


皆さんはもう、お分かりいただけただろうか?




昨日、

「俺と付き合え。」

いきなり、謎の男子に命令形の告白をうけた桜。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

桜の頭の上には「?」マークしかつかない。


なんで桜なのか?

一体何者?

もっもしかしたら変質者・・・?


とかなんとかいろいろ考えてる。


「・・・あのっ!!いきなり言われても、喋ったこともないし名前も知らないし・・・。」

桜があわあわしてるところも無視して謎の男が喋りだす。


「俺は、一条飛鳥いちじょうあすか。お前は?」

この謎の男も桜の名前を知らなかったらしい。

「はっ春咲・・・春咲桜。」

少しためらいながら、小声で言った。

「桜か。これからよろしくな。じゃ」

それだけ言い残すとスタスタとその場を去っていく。

「あっ・・・ちょっちょっと!!何歳なんですかー!?」

「おーなーじー」



「・・・・ハァ。」

思い出すとやっぱり溜め息がでる。

だが今日はそんな事に頭を抱えてられない。

「・・・ダメダメ!!今日は久しぶりに家に帰るんだから!!」

そして今歩いているところは正門へと続く中庭。

桜は首をブルブル振りながら正門を出た。


電車に乗って、駅を2つ通って

そこからは徒歩で家にむかった。


「ただいまー!!」

「おかえりー!!ってえ?桜!?え、なんでいるの!?」

「なんでって、GWだから帰ろっかなーみたいな?」

と、お母さんと変な会話をしていいると


「あ、ねぇちゃん。おかえりー。」

「奏太。ただいま。あっ!ちょっと来て。相談があるの。」

桜が奏太の手を引いて自分の部屋に行く。


「どーした?悩み事か??」

「ううん。ちょっちょっとね・・・。」

桜は昨日の‘謎の男 一条飛鳥’の事を話した。


「ほー。ねぇちゃんにもついに彼氏登場・・か。」

「だから、違うって!!向こうが一方的に言ってるの。」

「でもキッパリ断らないねぇちゃんも悪い。」

「うぅ・・・・。」

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