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あの日の記憶  作者: 羽琉
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第2話 吹奏楽部、春の合宿!! その④

合宿2日目。


2日目は、定番の飯盒炊爨はんごうすいさんをやったり森の中の綺麗な水の河原で遊んだり、合宿らしい合宿をやっていた。


「ふー今日は楽しかったね。」

お風呂上り__桜と杏里が部屋に続く廊下を歩いていた。

「うん。あとは明日の帰る準備をして帰るだけだね。」

「そーだね。」

桜が杏里と他愛も無い会話をしていると、


「・・・・・??」

桜が何かに気づいた。

桜の部屋の向かいの部屋のドアの前に立ってる金髪のかなりのイケメン男子がずっとこっちをみていた。


杏里は気づいてない。

その瞬間、その男子は部屋に入っていった。


「どーしたの?桜?」

杏里が心配そうに見ている。

「ううん。なんでもない。さっ!!はやく部屋に入って明日の準備して寝よ!」

「うん。そうだね!!」



* * * * * * * *


翌日


「よーし、全員そろったかぁ?忘れもんないかぁ??じゃーいくぞー」

部員たちがぞろぞろとバスの中に入っていく。

(昨日のあの男子、一体誰なんだろ??冥星高とか下理福条島高の制服じゃなく私服だったし・・・かといって私と同い年っぽいし・・・。)

とそんなことを考えながらバスに乗り込んだ。


約1時間後・・・。

「ついたぞーみんなおきろ。」

バスの中の4分の3の部員が寝ていた。

みんなが目をこすりながらバスを降りていく。

「いいか!?みんな、家に帰るまでが遠足だからな。」

‘寮に帰るまで合宿’の方がいいんじゃない?

のっそり、のっそり吹奏楽部員は寮にもどっていく。リアルにゾンビみたいだ。

全員がロビーに着くころ、

「よぉーし、今日はココで解散だ。のこりのGWは全部休みだ。楽しくすごせ。今日はゆっくり休めよ。」


「じゃ、お疲れ様でした!!」

真緒がみんなの眠気が覚めるような大きな声で叫んだ。


「「「さぁよーなぁらー・・・。」」」




のしっ のしっ のしっ

桜がゆっくり廊下を一人で歩いていた。

「あ・・・もうちょっとだ。」

歩いていくと桜の部屋が見えた。

そこに一人の男子が立っていた。

「おまえか。」

「・・・はい?」

「おまえ・・・昨日ホテルにいた奴だな。」

「あ!!私の部屋の向かいの部屋の人・・・?」

「うん。」

沈黙が続く・・・・・・・。


「・・・・・。」

「・・・・おい」

「!?はっはい!?」

「俺と付き合え。」

「・・・・・・・・・・・・え?」

いっ今なんと??


「俺と付き合えって言ってるんだけど。」

「・・・・と言うと?」

「お前が 俺の 彼女に なれって言ってる。」

!?さすがの作者の私もビックリした・・・。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


第2話 吹奏楽部、春の合宿!!  完。

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