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あの日の記憶  作者: 羽琉
18/29

第2話 吹奏楽部、春の合宿!! その①

「・・・・んっ・・・・んーふぁぁ~。」

むくっと、寝癖でグッチャグチャの髪の毛をした子がベットからガバッと起き上がった。


「・・・まだ6時じゃん。早く起きすぎたぁー」

もう目が覚めちゃったし。


「あ・・・そーいえば。」

今日から合宿じゃん。

GWの初日から2泊3日で森でのキャンプ。


「7時半に寮のロビーに集合、8時に出発・・・よし。」

まだ体がダルいけど、7時半に余裕で間に合うように準備しよ。


ぴりりりーん♪

!!メールきたぁ・・・。誰だろ?


携帯を開いて受信ボックスを開く。

わぉ。珍しく奇之塚からメールだ。


‘今、起きてるかー??’

なんだそれ。でも、とりあえず返信返信っと。


‘起きてるけど・・・。どしたの?’

送信っ!!ぴっ☆


「顔洗いにいってこよ。」

私が洗面所に向かおうと思ったら、


ぴりりりーん♪

ウザぃ・・・。


‘今日大丈夫なのか?’

はぁ・・・。


‘大丈夫!!大丈夫だから!!じゃあ、また後でね!バイバーイ’

これは後々長ったるーいメールの会話になるパターンだからここで切らないと。

送信。ぴっ☆


それからの準備は着々と進んで、7時15分。

「いってくるか。」

大きい鞄を持って私は自分の部屋を出て行った。

ちょっと時間があるからゆっくり歩いていると・・・

「さーくらーー!!」


!!だっ誰だ!?気安く人の名前呼び捨てにしてんじゃねーよ!

・・・って、杏里か。

「おはよう、杏里。」

「おはよー桜。」

杏里はピンクのでっかい鞄をもってる。鞄にはクラリネットのストラップが付いてる。すっごく杏里らしい鞄。

「桜知ってた?今日のバス、あたしと桜 隣なんだよ!!」

「そーなんだ。なんか騒がしくなりそうだね。」


「あははっ☆・・・今思ったんだけどー、」

「ん?」

「桜、楽器は?」

「・・・・・あーーーーーーーーーーーー!!!!」

すっかり忘れてた!!今日、キャンプ場の方いっても練習するんだった!!

どうしようどうしようどうしようどうしよう・・・。

「いっ今、何分!?」

「今ねー、25分だよー。」

「杏里!!重いと思うけど、ロビーまで荷物もっていって!!私、今から部屋に戻って楽器とってくる!」

ずしっ

「おっ・・・重っ。がっがんばってね・・・。」

「うん!!行ってくるーーー!!」

なんて私はバカなんだろ!?

私はものすごい速さで部屋に帰った。

桜バカだねぇww

その②に続く・・・。

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