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あの日の記憶  作者: 羽琉
17/29

第1話 いろんなこと 後編

夜7時頃

「お腹すいたぁーーー」

私はブツブツ言いながら食堂に行った。


「あっ、桜!こっちだよー」

食堂の奥の席でみんなが待っていた。

「今行くー」


・・・今日はかなり混んでるなぁ・・・

ドンっっ


肩が誰かとぶつかった。

「あっ!!!ごめんなさい。ちょっとよそ見しちゃってて」

こういうときは素直に謝らないと。カラまれたらこまるからね。

私はくるっとぶつかってしまった人に謝った。


「もぉ、何なの・・・って あーーーーーー!!」

急にぶつかった人が叫んだ。

ビックリしたから顔をあげてみると・・・

「あっ・・・・。」

「覚えてた??あはっ。去年はお世話になりました。」

「うっうん・・・。さっきはぶつかってゴメン。・・・えっと・・・。」

「あっ!?名前?あたしの名前は桃沢杏里ももさわあんりだよよろしく。」

「私は春咲桜。よろしくね。そーいえば、吹奏楽部だったよね。前見かけたとき、なんか見たことあるなって思ったんだ。」

そうだ。この子同じ吹奏楽部でクラリネット吹いてたんだ・・・。

同じ木管でも気づかなかった。やっぱ部員数多いからかな。

「あたしもあたしも!!これからよろしくね。」


「おーい。遅いよぉ!!どんだけ待たす気か。」

海が怒りながらズカズカと歩いてきた。

「あっ!ごめーん・・・。どうかお許しを海様ぁ・・・神様、仏様、海様ぁー」

「・・・いいけど。・・・?この人は・・・?」

海が私の後ろの人を見た。

「あっ・・・この子は友達の杏里。杏里んとこの会社の取引先が私のとこだったから友達だったの。」

「そっか。そーゆーことか。」


「どーゆーことだ?春咲の会社?桃沢の会社?」

横からなぜか分からないけど、奇之塚が話に入ってきた。

「あのね、杏里は‘あの’有名なブランド「majic peach」の社長の娘なの!!」

私の言葉に負けじと杏里が。

「桜だってすごいよ!桜は‘あの’有名な宝石会社「season world」の社長の娘なんだよ!?」


「それでたまたま私の会社と杏里の会社でコラボ企画があったの。」

「奇之塚もCMで見たことあるとおもうよ。」

「・・・・・・あっ!あれか!?あの女優の秋月瑠衣果が「このバッグとジュエリーは私だけしか似合わない。」って言うあれか!?」

「そーそ、それ。」

そりゃ知ってるよね。絶対に1日に1回は見るCMだしね。


「・・・でも、じゃあ何で特別科に入らなかったんだ?」

「うーん、音楽が好き・・・だからかな?あと、特別科キライだから。」

私はちょっと考えて正直な答えを言った。

「あたしも嫌い。堂々としてさぁ、なんかムカつくんだよね。」


「ねーねー、桜ちゃんと・・・杏里ちゃん?ご飯食べないの?」

雪が私の服の袖をひっぱってきた。

「あっ、そーだね。食べよっか。杏里。」

「うん。食べよ食べよ♪」

それから私達は美味しい料理を食べながら他愛も無い会話をしていた。


桜は超金持ちなんです実はww

新キャラの杏里登場ですね。

桃沢杏里 吹奏楽部所属クラリネットパート。変態。

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